残酷な拷問を受けた天津市の杜英光さん死亡
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 【明慧日本2022年6月15日】天津市の小学校教師・杜英光さんは心身の健康効果に高い気功「法輪功」を学んでいたとしてかつて労働教養所で残酷に迫害されて身体障害になり、かなり衰弱していた。その後、放浪生活を余儀なくされ、2021年11月9日に死亡した。享年50歳。

 杜さんはかつて天津双口労働教養所で残酷な拷問を受けた。例えば、針で指の爪と皮膚の間を刺され、スタンガンでの電撃ショックを受け、煙草の吸い殻で掌を火傷させられ、辛い汁を鼻に注入され、鼻の穴に排泄物を塗りつけられ、強い力で平手打ちされる、また棒で強く叩かれ、胸を跳び蹴りされ、拳骨で腹を殴られる、厳寒の時に服を脱がされる、連続10日間睡眠を剥奪される等々。ある日、杜さんは足を組まされてベッドの下に入れられて、腰も真っすぐに伸ばせず、頭も上げられなかった。またある日、杜さんは縄で両手を縛られ、縄は足の下と首の上を通して、しっかり絞められ、2時間経過した後、縄を解かれた。 

中共酷刑示意图:毒打

拷問のイメージ図:酷く殴打

 杜さんは労働教養所で腹水になるまで迫害され、胃や十二指腸や膵臓も異常になり、腹が腫れあがった。刑務官はある受刑者に「彼を殺してしまえば、お前を減刑にする」と殺人指示を出した。

 杜さんは天津市武清区大良鎮の人で、大学を卒業した後、小学校の教師になった。1996年に母と妹と共に法輪功を学び始め、一家3人はそれから薬の依存を断ち切り、健康を取り戻した。3人も真・善・忍にしたがってより良い人を目指して幸せな生活を送っていた。

 1999年7.20以降、杜さんは何度も中国共産党に連行され、拘禁され、洗脳施設に入れられた。特に天津双口労働教養所で悲惨な迫害を受けた。

酷刑演示:针刺指甲

拷問の再現イメージ図:針で爪を刺される

 労働教養所で悲惨に迫害された杜さんは全身が怠く、歩行も困難になった。ある日、杜さんはトイレで意識不明になり、受刑者らに部屋に運ばれたが、刑務官は知らんふりをして受刑者らに杜さんを出勤させた。1週間後、検査をするため病院に連れていったが、検査の結果は杜さんに告げなかった。病院から労働教養所に戻っていた途中、刑務官が超音波検査の結果を見ていた時に、後ろに座っていた杜さんは診断結果を目にした。診断書に「1、腹水。2、胃及び十二指腸ボール部浮腫。3、膵臓異常……」と書かれていた。

 ある日、刑務官は監視役の受刑者・徐光生に「彼を殺してしまえば、お前を減刑にする」と言った。2人の話しを杜さんには聞こえていた。刑務官と徐受刑者は杜さんがこの話を聞いていたことに気づいていた。徐受刑者は杜さんの命を奪うことで自分の減刑と交換したくなかったため、杜さんは死から逃れられた。

 労働教養所で杜さんはずっと法輪大法を堅く信じており、三書に署名をしなかったため、収容期間を一年延長された。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/6/7/444610.html)
 
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