【明慧日本2022年6月17日】吉林省蛟河市の法輪功学習者・呉徳修さん(61)は5月13日、貸家で市の民主派出所の警官により不当に身柄を拘束され、家宅捜索されて家中めちゃくちゃにされた。5月16日、市松江鎮の警官は呉さんの姉に、呉さんが連行された理由は法輪功学習者であること、現在ホテルで隔離され、その後判決が下されると告げた。
5月下旬、呉さんの姉は民主派出所を2回訪ね、弟の状況を聞いたが、ごまかされただけだったという。弁護士を雇おうとしたが、受け入れる勇気のある弁護士はいなかった。6月10日、呉さんの姉は舒蘭市から電話を受け、呉さんに500元を持ってくるようにと命じられた。
情報筋によると、民主派出所の警官は以前にも呉さんを貸家に軟禁し、昼夜にわたって監視していたという。
呉さんが受けた迫害の実態は以下の通りである。
呉さんは蛟河市松江郷の永郷村の農民である。1996年に法輪功を学び始めた。中国共産党(以下、中共)による法輪功への迫害が始まってからも、呉さんは法輪功を学び続け、そして民衆に法輪功の無実を伝えたとして、何度も身柄を拘束され、洗脳班と留置場で拘禁され、かつて3回労働教養処分を科されたことがある。
2000年2月19日、呉さんは北京へ陳情に行き、天安門広場で身柄を拘束され、蛟河市に強制送還された。その後、吉林市労働教養所で労働教養1年の処分を受け、その後、3ヵ月の刑期を追加された。労働教養期間は2000年2月22日から2001年6月1日までである。
2002年2月9日、呉さんは副郷長の姜喜財にこれ以上法輪功を迫害しないようと求めた。当日夜、呉さんは自宅で松江派出所の所長・馮治国らに身柄を拘束された。その後、九台労働教養所で2年の労働教養処分を科された。期間は2002年2月9日から。
2011年7月20日、呉さんはほかの学習者・王愛国さんと一緒に市の拉法鎮海青村で法輪功の無実を伝えた時、中共による法輪功への誹謗中傷を信じる人に通報され、地元派出所の警官に強制連行された。呉さんはその後、長春朝陽溝労働教養所で1年間拘禁された。期間は2011年7月20日から。
呉さんは吉林市労働教養所、九台労働教養所、長春朝陽溝労働教養所で拘禁されていた期間、法輪功を辞めないとして、拷問を受け、心身とも大きなダメージを与えられた。かつて10本の電気スタンガンで同時に顔と全身に電気ショックを加えられた。その結果、皮膚が焦げて発疱した。また、ゴム棒、プラスチックパイプで全身を打たれる、全身縛られる、小さい腰掛けに座らされる、裸にされる、鉄のケージに閉じ込められる、冷たい風の強いところに立たされ足指2本が凍傷、灌食されるなどの迫害を受けた。呉さんは重体に陥り、3回病院に搬送されて応急処置を受けた。
2015年8月29日、呉さんは江沢民を告訴したとして、身柄を拘禁され、10日間拘束された。
2021年7月16日午前9時すぎ、呉さんは家政婦として雇われる何文薈さん宅で、侵入してきた泰山路警官及びコミュニティーの関係者に身柄を拘束された。情報によると、今回の行動は吉林市豊満支局が7.20期間において泰山路派出所に出した命令だという。警官は「集まっている」ことを理由に、呉さんを15日間行政拘束した。
今年5月の初め、コミュニティの関係者は何度も呉さんの貸家をノックし、PCR検査を強要した。その後、大家が勝手に呉さんのドアを開けたため、呉さんはPCR検査に連れて行かれ、その後、家に戻された。
5月13日、呉さんは再び身柄を拘束された。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)