迫害されて2カ月前に死亡した崔金実さんを、いまも冷凍庫に放置
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 【明慧日本2022年6月21日】(黒龍江省=明慧記者)黒龍江省ハルビン市平房区に在住の崔金実さん(88歳朝鮮族)は非常に健康だったが、今年4月13日に、自宅で法輪大法の書籍を勉強したとして警官に連行され、数時間以内に突然死亡した。警官は崔さんの遺体を運び出し、家族に遺体の検視をさせないようにあらゆる手段で妨げた。警察は死亡証明書を取り押さえているため、崔さんの遺体は今も葬儀社の冷凍庫に眠ったままである。法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来中国共産党によって迫害されている。

崔金实

崔金実さん

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 4月13日、数人の私服警官は勤務証明書や、いかなる法的な書類も持たずに崔さんの家に押し入り、法輪功創始者の写真および法輪功の書籍などの私有物を押収し、若い警官2人が88歳の崔さんをソファーに引きずり込み、制圧した。同行した警官らに崔さんの生活用の年金(金額不詳)を持って行かれた。

 崔さんは連行されてから数時間で死亡した。崔さんの最期の時に、そばに家族はおらず、警官、医師、国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)の関係者しかいなかった。

 崔さんの次男は、警察から母親が危篤であるとの連絡を受け、急いで242病院の救急室に駆け込むと、いきなり国保の関係者に「医療費を払ってくれ」と言われた。その時、救急医が「母親はすでに亡くなった」と告げた。次男は警官と口論になり、警官と医者は結局、息子に母親との最後の面会を許さなかった。なぜ、息子は臨終の母親に会うことを許されなかったのか? 警官と医師にその権限があるのだろうか?

 崔さんの息子が他の親族に知らせている間に、警官は勝手に葬儀社の車を呼び、崔さんの遺体を強制的に運び出そうとした。駆けつけた家族は皆、葬儀の車を止めるように要求したが、警察の車に先導される下で、葬儀の車は猛スピードで走り去った。家族たちが追って葬儀社に着くと、入り口の外で遮られ、遺体を見ることを許されなかった。4月15日、家族は警官の監視下で遺体を一瞬しか見ることができなかった。

 崔さんは警官に連行されて数時間で亡くなった。その間に、何が起きたのかは誰にもわからない。崔さんの気管は切断され、家で着ていた普段着は乱れており、靴も履いていなかった。

 崔さんは亡くなってから2カ月以上が経過しており、今でも冷凍庫の中に放置されている。警察は遺族に納得いく説明もしておらず、いまだに死亡証明書を差し押さえている。中共の迫害政策の結果、崔さんは寿衣(スウィ:死に装束)を着ることさえできておらず、家族が遺体を預ける書類を持っていないため、葬儀社に入ることもできないという。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/6/19/445125.html)
 
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