遼寧省本渓市の鄔成均さんに、8年の実刑判決
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 【明慧日本2022年6月23日】遼寧省本渓市の法輪功学習者・鄔成均さん(57)は、法輪功の「真・善・忍」の教えを堅持したとして2020年10月、現地の警官らに不当に連行され、2021年12月に桓仁県裁判所により懲役8年の実刑判決を言い渡された。2022年6月18日に留置場から盤錦刑務所八監区に移送された。

 最近、家族は刑務所の人員王姓から電話を受けた。王某は、1カ月後別の刑務所に移送するから、それまで家族との面会や電話での通話、お金を渡したり、送金したり、私用物を渡すことは一切禁止したと言った。

 鄔さんは元本渓市鋼鉄会社の従業員で、市明山区永新街に在住。中国共産党が法輪功への迫害を開始した後、鄔さんは何度も連行され、拘禁され、3回にわたってっ労働教養を強いられた。妻は常にプレッシャーを受け、限界に達し亡くなった。

 1999年7月20日、中国共産党が法輪功への迫害を開始した当日、鄔さんは勤務先に15日間軟禁された。同年10月、鄔さんは1カ月間刑事拘束され、その後、また15日間拘束された。1999年後半だけでも、鄔さんは計2カ月間身柄拘束された。

 2002年11月、中国共産党全国大会が開催されていたため、鄔さんは洗脳班に拘禁され、洗脳を強要された。

 2004年、鄔さんは2年の労働教養を科せられた。妻はプレッシャーで限界になり、2006年に心臓衰弱で亡くなった。42歳の若さだった。

 2008年、鄔さんは再度2年の労働教養を受けた。警官らが夜9時を過ぎたごろ、鄔さんの家に駆けつけ、室外で電気を切り、鉄のつるはしでドアを壊し、その後、室内に侵入して鄔さんを連行した。当時、鄔さんの娘はちょうど大学受験中で、ショックを受けてフラッシュバック症状を起こした。

 2010年10月、鄔さんはまた2年の労働教養を強いられた。

 鄔さんは3回にわたって労働教養を強いられ、3回の理由もほぼ同じで、家に法輪功の書籍があったためだという。労働教養所で、鄔さんは殴打、スタンガンでの電気ショック、「抻床」、奴隷のような労働強要などの迫害を受けた。

酷刑演示:抻床

拷問のイメージ図:「抻床」

 2020年10月15日、本渓市公安局明山支局の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)の警官、北地派出所警官、住宅区の人員ら合わせて20人あまりが鄔さんの家に押し入り、鄔さんを連行し、家宅捜索を行い、パソコン、プリンター、書籍、カレンダーなどの個人財産を押収した。鄔さんは遼陽市留置場に拘禁され、同年11月に不当な逮捕状が発付された。

 2021年7月21日、桓仁県裁判所の裁判官・王思傑が自分の課室でオンラインビデオで鄔さんに対して開廷した。鄔さんの家族が依頼した弁護士は極力に無罪の弁護をしたが、王裁判官は法律を全て無視し、上級の指示にしか従わず、鄔さんに懲役8年の実刑判決、罰金5万元(約95万円)という判決を下した。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/6/21/445204.html)
 
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