迫害で脳血栓になった崔群英さん 家族との面会許されず
■ 印刷版
 

 【明慧日本2022年6月27日】吉林省延吉市朝陽川鎮の法輪功学習者・崔群英さん(60歳女性)は、心身を鍛える法輪功を学んでいるとの理由で懲役1年6カ月の実刑判決を言い渡された。そして2021年9月17日に吉林省女子刑務所に収容されたが、翌年5月24日に刑務所から崔さんの家族に連絡が入り、「崔群英は脳血栓と肺結核を発症したため、入院させた」とのことだった。家族は何度も病院へ行き崔さんとの面会を求めたが、すべて拒否された。家族は、崔さんが生命の危険にさらされていないかとても心配している。法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。

 2022年2月に刑務所から電話があり、家族に2000元の支払いを要求した。そして5月24日に刑務所から崔さんの病状が家族に伝えられた際は「入所時から既に患っていたのが、今は重くなっただけだ」と嘘を告げられた。もし本当にそうなら、規定により入所前の身体検査で崔さんの入所は断られたはずである。崔さんが入所できたということは、つまり入所時には元気だったということである。

 入所後の崔さんは、家族との面会を許可されなかった。家族も面会を要求したが「法輪功を放棄する誓約書を書かないと面会できない」と言われた。

 崔さんは2021年4月3日、延吉市高鉄西駅で安全検査を受けたときに瀋陽鉄道公安局の鉄道派出所の警官に連行された。警官は当日、崔さんの家を家宅捜索し、携帯電話や法輪功の書籍、USB、法輪功の真相資料、現金などの私財を押収した。

 2021年4月15日、崔さんは延辺鉄道運輸検察庁に逮捕状を発付され、6月15日、長春鉄道運輸裁判所に立件された。裁判所は7月21日にオンラインで開廷したが、ネットの故障により10分ほどで休廷した。7月30日、裁判所は再度オンラインで開廷したが、崔さんの夫や息子、妹の傍聴を拒否した。崔さんの姪だけは、弁護人として入廷を許された。姪はオンラインビデオで崔さんの姿を見た。

 姪は法廷で正々堂々と弁護の文書を読み上げ、崔さんの無罪を主張した。しかし読み上げる途中、数度も裁判官に中断され、最終的に強制的に終わらされた。

 3回目の開廷で、崔さんは懲役1年6カ月、罰金2000元の判決を下された。

 そして2021年9月17日、崔さんは吉林省女子刑務所に収容された。そして刑務所で「三書」(法輪功の修煉を放棄させるために強制的される書類)を書かなかった崔さんは、家族との面会を許されなかった。

 崔さんは刑務所で迫害され脳血栓や肺結核になったが、現在も依然として家族と面会ができない。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/6/13/444861.html)
 
関連文章