黒竜江省樺南県の劉春静さん 不当に拘禁され音信不通
■ 印刷版
 

 【明慧日本2022年6月29日】黒竜江省ジャムス市樺南県の法輪功学習者(以下、学習者)・劉春静さん(60歳女性)は、2019年7月に身柄を拘束された。そして2021年1月に懲役4年の実刑判決を宣告され、2021年8月に黒竜江省女子刑務所に送られた。現在、刑務所側は劉さんの情報を封じ、家族は劉さんの安否を心配している。

 劉さんは1962年4月12日に生まれ、黒竜江省樺南県の樺南鎮の鉄西街に在住。法輪功を学んでいるとして、何度も中国共産党(以下、中共)に迫害された。法輪功は法輪大法とも呼ばれ、心身を健康にする伝統的な修煉法である。しかし中共は1999年7月以来、この修煉法を迫害してきた。劉さんは、かつて2年の労働教養処分を科され、懲役4年の不当な判決を宣告された。そして2019年7月に再び身柄を拘束され、再度懲役4年の実刑判決を宣告された。

 劉さんが法輪功から受けた恩恵や、迫害された経歴は下記の通りである。

法輪功を学び、徳をもって恨みに報いる

 幼いころから病弱だった劉さんは、大人になると肝腫大や脾腫、リューマチ性心臓病、神経性頭痛、婦人病、肺に斑点があるなどの病気を患った。30歳の時には老年性のシミが出てしまい、毎日心身疲労の生活を送っていた。

 劉さんは1998年10月に法輪功を学び始め、しばらくすると全ての病気が完治した。劉さんはやっと病気から解放され、毎日笑顔を浮かべるようになった。

 劉さんは、こう語った。「法輪功は私に「殴られても殴り返さず、罵られてもやり返さない」という良い人になること、善を持って他人に接することを教えてくれました。隣人の家の柵が自分の土地に1メートル入っても、私は喧嘩せずに譲りました。法輪大法の教えは、私をより優しく、寛容で誠実な人間に変えました」

 1999年の7.20以降、劉さんの夫は連座を恐れて同年10月に離婚し、家を自分のものにした。劉さんは11歳の息子と家を購入した時の借金を抱えて家を離れた。しかし2003年末に劉さんの夫は脳血栓になり、劉さんに面倒を見てほしいと思い、復縁を求めた。劉さんは文句を言わずに夫と再婚し、面倒を見た。劉さんは「もし法輪功を学んでいなければ、私はここまでできません」と語った。

不当な労働教養処分、判決を宣告された

 2005年8月10日朝7時過ぎ、劉さんは自宅に侵入してきた樺南県公安局の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関、以下、国保)の隊長・李軍(死亡)と警官1人に身柄を拘束された。そして家財を押収され、県留置場に拘禁された。1カ月経たないうちに、ジャムス西格木労働教養所に移送され、2年の労働教養処分を科された。劉さんはさまざまな迫害を受けたが、週間レポートを書くことを断ったとして、警官・高傑や李秀錦に2週間独房に閉じ込められた。劉さんが拘禁されていた期間、息子は精神的なプレッシャーに耐えられず、家出して2年間失踪した。その間、劉さんの母と妹が劉さんの夫の面倒を見ていた。

 2008年8月20日、劉さんら学習者は樺南県大八浪郷で法輪功の資料を配布した時に身柄を拘束された。劉さんは大八浪派出所の警官・馬長勝などに拷問され、自白を強いられた。当日夜、県公安局に移送され、警官・陳玉君(死亡)らに取り調べられた。6カ月後、県裁判所は樺南留置場で劉さんなど学習者3人に開廷し、わずか3、4分で劉さんに懲役4年の判決を宣告した。

酷刑演示:码坐

拷問実演:小さい腰掛けに座らせる

 劉さんは黒竜江省女子刑務所で2018年8月20日に解放されるまで、毎日朝5時から夜8時まで、小さい腰掛けに座らせられていた。その頃、劉さんの夫は重体に陥り、面倒を見る人がおらず老人ホームに送られ、悲しみの中で死亡した。

 2019年7月3日、劉さんは街で法輪功の文言が書かれたお守りを通行人に手渡し、通報された。県公安局国保大隊及び勝利派出所の警官は劉さんの身柄を拘束し、ジャムス留置場に拘禁した。2021年1月中旬、ジャムス向陽区裁判所は劉さんに懲役4年の実刑判決を宣告した。劉さんは市中級裁判所に控訴したが、原審維持と宣告された。2021年8月、劉さんは秘密裏に黒竜江省女子刑務所に送られた。現在、すでに10カ月経ったが、家族は劉さんの情報を一切得られていない。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/6/19/445126.html)
 
関連文章