湖北省安陸市の卓順珍さん 懲役3年の不当判決
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 【明慧日本2022年6月30日】湖北省安陸市の法輪功学習者・卓順珍さん(50歳女性)は3年前に人々に法輪功迫害の実態を伝えたとして迫害され、やむを得ず故郷を離れた。昨年、卓さんは四川省で不当に連行され、今年3月3日に安陸市裁判所により懲役3年の実刑判決を言い渡された。

 以下は卓さんが迫害された経緯である。

 2018年9月18日、卓さんは安陸市木梓江河村で法輪功迫害の実態を伝えたとして、現地の村書記に写真を撮られ、嫌がらせをされ、そして通報されたが、その時は何とか逃れることができた。

 しかし、2日後の20日午前10時、安陸市の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)、610弁公室及び木梓派出所の警官ら一団が、留守の卓さんの住宅の裏から塀を乗り越えて押し入り、家宅捜索を行った。パソコン、プリンター、法輪功の書籍、法輪功創始者の写真、法輪功の小冊子、プレイヤーなどの個人財産を押収した。そして警官らは卓さんの夫を国保に呼び、「卓さんが1回来るだけで、この事件は終了することになる」と言った。

 翌日午後3時、卓さんは安陸市公安局に行って、強制されて自白とサインをした。当時、かかわったのは国保の周某、木梓派出所長及び警官1人、「610弁公室」の人員1人の計4人だった。午後6時、卓さんは帰宅した。

 同年11月11日、国保の警官は卓さんに「裁判待ち」の手続きを求め、法制課の警官は卓さんに法輪功を辞めることを誓約する三書を書くように強要した。卓さんの娘の夫が三書を書き、警官は卓さんに三書をそのまま写させた。

 2019年11月10日、安陸市検察庁が卓さんを起訴しようとした。検察庁の事件担当は猶予を主張したが、政法委員会(治安・司法などを統括する機関)と「610弁公室」の人員らは実刑判決を決めつけたという。

 2020年5月6日、卓さんの書類は裁判所に提出された。卓さんはやむを得ず家を離れ、放浪し始めた。

 2021年、卓さんは四川省で連行され、その後、安陸市留置場に拘禁された。2022年3月3日、卓さんは懲役3年の実刑判決を下された。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/6/26/445443.html)
 
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