重慶市の複数の法輪功学習者 北京への陳情途中に迫害死
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 【明慧日本2022年6月30日】重慶市では1999年7.20以降、少なくとも8人の法輪功学習者(以下、学習者)が北京へ陳情に行っていた期間に連行されて迫害死した。

 市江北区の学習者・李桂華さんと張世玉さんは1999年10月に北京へ陳情に行き、途中で連行され、迫害死した。遺骨が重慶市に戻された後、位牌の手配や葬儀などが当局によって禁止された。

 李さんと張さんは江北織物工場の元従業員であった。李さんは1996年に法輪功の修煉を始め、現地の煉功の連絡人で、非常に親切な人だった。1999年10月上旬、李さんと張さんは連れ立って北京へ陳情に行き、途中で連行され、拘束され、迫害された。李さんは全身に青くなった傷跡が残ったまま迫害死した。47歳の若さであった。夫とまだ小学生だった息子1人が残された。李さんが殺された後、夫は遺骨を持って天安門広場で記念写真を撮り、李さんへ追悼の意を表した。夫が李さんの遺骨を持ち帰った後、葬儀を現地の派出所によって禁止され、更に、他の学習者が訪問したり見送ることも禁止された。

 消息によると、李さんは1999年10月下旬に連行され、重慶市政府駐北京事務室で拘禁され、そこでスタンガンで電気ショックを受けて死亡した。

拷問の再現:スタンガンでの電気ショック

 李さんと同行していた張世玉さんも迫害死した。53歳だった。1999年10月上旬、張さんは李さんと一緒に北京へ向かった。約1週間後、張さんの家族は「北京に遺骨を受け取りに来い」という知らせを受けた。家族は北京に行って遺骨を受け取ったが、関連情報の問い合わせは一切禁止された。遺骨を重慶に持ち帰った後、葬儀なども禁止された。家族は未だに張さんの死に関して詳細は全く知らない状態である。

 学習者・唐曇さん(男性)は重慶市潼南県に在住、元百貨店の従業員であった。1999年12月4日に北京へ陳情に行った際、北京で連行され、重慶に護送されていた途中に迫害死した。30歳の若さで、当時、息子はまだ2歳だった。

 余香美さん(35歳女性)、1999年11月上旬北京へ陳情に行っていた時に連行され、駐北京事務所に拘束されていた期間中に殺害された。

 夏衛さん(43歳女性)、1999年9月に北京へ陳情に行った。11月上旬に不当に連行され、駐北京事務室に拘束されていた期間に迫害死した。警官は夏さんの夫に「外出禁止命令」を出した。

 重慶市江北区の胡明全さん(63歳男性)は、2000年12月1日に北京へ陳情に行った。1週間後の7日、胡さんの家族は遺骨を取りに来るよう知らせを受けた。家族は吉林省懐徳県病院で胡さんの遺体を見た。息子が父の死因を尋ねたところ、医師は「高血圧で死亡した」と言った。しかし、胡さんは従来、高血圧などの病歴はなかった。その後、胡さんの死因は「灌食されていた時に窒息死した」という情報が流れた。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/6/26/445380.html)
 
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