吉林省の女性3人の学習者、信仰を理由に実刑判決を下される
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 【明慧日本2022年7月4日】吉林省蛟河市在住の3人の法輪功学習者・朱明蘭さん、劉甲蘭さん、山福蓮さんは、法輪功を実践しているとして、実刑判決を受けたことがこのたび確認された。朱さんは懲役5年、劉さんは懲役5年6カ月、山さんは懲役7年、(または検証のため7年6カ月)であった。現在、長春市女子刑務所に拘禁されている。

 法輪大法は法輪功とも呼ばれ世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党政権によって迫害されている。

 朱さん、劉さん、山さんの3人は、2年前の2020年4月13日の夜、警官に連行された。警官は朱さんの顔を強く平手打ちした。朱さんの耳は何かの音が鳴っているように聞こえ、頭は真っ白になった。山さんも殴られ、耳の痛みが長引いた。その後、警官らは3人の住所を突き止め、自宅を家宅捜索した。

 2021年1月13日、警官は再び朱さんと劉さんの自宅を家宅捜索した。朱さんと劉さんは派出所に連行され、自宅で見つかった法輪功の情報資料は、学習者たちが配布したものだと認めるように告げられた。2人は午後2時から午前1時まで取り調べを受け、その後釈放された。

 1月28日、3人の学習者たちは舒蘭市検察庁に連行され、それぞれ2人の検察官の取り調べを受けた。朱さんは、連行された後、殴られて意識がはっきりしない時に自白したので、証言を撤回したいと言った。また朱さんと劉さんは、有罪を認めず、法輪功を修煉し、迫害の事実を伝えることは何も悪いことをしていないと主張した。

 朱さんと劉さんは、2月8日に舒蘭市検察庁に行き、警官が自分たちを殴ったことを告訴しようとした。検察庁の張鳳双副次長は2人に「警官が人を殴るのは間違っている、調査する必要がある」と言った。2人は検察官に起訴を却下するよう要求したところ、検察官は「この事件は特殊で、既に吉林市検察庁に送られている」と言った。

 2月27日、学習者たちは検察庁から起訴されたことをメールで知らされた。警察は3月2日、学習者たちに、コロナウイルスのPCR検査のために派出所に行くようにと伝えて騙し、吉林市留置所で再び身柄を拘束した。山さんの夫の栄山根さんも連行され、2021年8月まで拘禁された。

 3人の学習者は再び連行された後、隔離された。舒蘭市裁判所は2021年7月、彼らの家族に知らせることなく秘密裏に審理を行った。2022年1月27日、吉林女子刑務所の看守が3人の家族に電話をかけてきた時、初めて学習者の家族は判決を受けたことを知った。朱さんは懲役5年、劉さんは懲役5年6カ月、山さんは懲役7年、(または検証の対象として7年6カ月)であった。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/6/11/444764.html)
 
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