湖南省洞口県の退職教師・向又海さん 迫害により死亡
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 【明慧日本2022年7月8日】(湖南省=明慧記者)法輪功学習者・向又海さんは、湖南省株洲網嶺刑務所で4年間不当な迫害を受け、解放された後、再び年金を差し押さえられた。今年6月14日、帰宅して僅か3年の向さんは迫害により死亡した。享年75歳。

 湖南省邵陽市洞口県に在住の向さんは、矛舗小学校の元教師であり、人柄が良く、生徒たちから慕われていた先生であった。普段から真・善・忍の原則を遵守していたため、親族や同僚に認められていた。

 向さんは生徒たちに、トラブルに遭遇したときには自分の欠点を探し、他人を責めないことや、他人と接するときには相手を優先に考えることを教えた。しかし、このような善良な人が、何度も不当に連行され、拘禁され、年金まで差し押さえられた。

 不当な判決を下され刑務所に拘禁

 2015年5月3日、向さんは用事で洞口鎮に行った際、法輪功迫害の実態を地元の住民に伝えたとして、警官に連行された。

 5月4日の午前1時頃、県立漢方病院で手錠をかけられている向さんの姿を見た人がおり、そばに数人の人がいたという。午後3時頃、国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)の楊満玉ら5人が向さんの自宅に押し入り、家宅捜索を行った。向さんは洞口県留置場に拘禁された。

 同年9月14日の午前9時頃、湖南省洞口県裁判所で向さんに対する裁判が行われたが、10時前に早々に終了した。向さんの無罪を主張するはずだった弁護士は、当局に逮捕され、法廷に出ることができなかった。

 同年12月23日、秘密裏に懲役4年の実刑判決を宣告された向さんは、湖南珠洲網嶺刑務所に送られた。

 2019年、向さんは刑務所から帰宅したが、再び年金を差し止められ、生活するための収入がなくなった。今年6月14日、迫害され肉体的にも精神的にも大きなダメージを受けた向さんは、冤罪が晴れないまま死亡した。

 中共による繰り返された迫害

 2002年、向さんは司法所の洗脳班に連行され、3000元を強要され、1カ月後に解放された。

 2005年7月、向さんは7、8人の警官により再び連行され、洗脳班に送られた。その後、法輪功の資料を所持しているという理由で、留置場に移送され、1カ月後、4000元をゆすり取られて、解放された。

 2007年7月28日、楊満玉ら20人前後の警官が向さんの自宅に押し入り、家宅捜索を行い、向さんを洞口鎮司法所に連行した。29日夜、警官らは向さんを城関派出所に引きずり込み、ミネラルウォーターの瓶で向さんの頭を殴ったり、跪かせたりして、拷問は30日午前6時過ぎまで続いた。

 2008年6月2日の午前、洞口鎮司法所の所長は手に名簿を持ち、学習者がオリンピックの聖火を奪おうとしているという嘘を流し、向さんを含む多数の学習者を連行した。

 2014年8月15日午前9時30分頃、向さんは再び自宅から連行された。その時、車から3人が降りてきて、1人だけが警官の制服を着用し、2人は私服で、向さんを乗せて発車した。その時、近所の人が「どこに連れて行くのですか」と聞くと、その内の1人が「学習(洗脳)のためだ」と答えた。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/6/30/445590.html)
 
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