【明慧日本2022年7月13日】(前文に続く)
四、社会のエリートたちが不当な判決を宣告される
明慧ネットの統計によると、2022年上半期に中共の関係者に冤罪を着せられた社会のエリートは33人であった。その中には、公務員、大学准教授、国防科学技術大学の博士、教師、上級ソフトウェアエンジニア、工商銀行職員、警察官、エンジニア、軍医、医師、会計士、病院の院長などが含まれている。
2022年上半期、不当判決を受けた社会のエリートの人数統計表
名前 | 省 | 市 | 区県 | 刑期 | 裁判所罰金(元) | 職位 | 年齢 |
靳玉玲 | 河南省 | 信陽市 | 3年6カ月 | 8000 | 会計士 | 60 | |
梁燿敏 | 山東省 | 煙台市 | 海陽市 | 3年6カ月 | 警察官 | 60多 | |
胡今朝 | 雲南省 | 昆明市 | 4年 | 8000 | 主治医師 | 53 | |
唐華峰 | 山西省 | 晋中市 | 3年6カ月 | 教師 | 62 | ||
龔瑞平 | 北京市 | 平谷区 | 5年6カ月 | 1万1000 | 教師 | 56 | |
姚皓 | 浙江省 | 東陽市 | 3年 | 1万 | 医師 | ||
于文彦 | 吉林省 | 磐石市 | 5年 | 教師 | 62 | ||
呂春鈺 | 遼寧省 | 大連市 | 3年3カ月 | 医師 | 70 | ||
曹生祥 | 青海省 | 西寧市 | 5年 | 医院総務課長 | 66 | ||
馮彩鳳 | 広東省 | 雷州市 | 3年6カ月 | 退職教師 | |||
朱翠華 | 湖南省 | 長沙市 | 3年 | 退職軍医 | |||
楊慧霞 | 山東省 | 泰安市 | 4年 | 退職教師 | 59 | ||
胡徳元 | 江西省 | 鷹潭市 | 3年 | 警察官 | 78 | ||
洪長 | 浙江省 | 杭州市 | 5年 | 5万 | 修士号取得者 | 53 | |
孫淑傑 | 黒龍江 | 双鴨山 | 尖山区 | 4年 | 森保所の所長 | ||
張雲 | 河北省 | 石家庄 | 鹿泉区 | 2年6カ月 | 3000 | 二級警司 | 66 |
程連連 | 湖北省 | 紅安県 | 7年 | 警察官 | |||
杜志俊 | 四川省 | 綿陽市 | 江油市 | 3年6カ月 | 病院の院長 | 75 | |
許清芳 | 遼寧省 | 錦州市 | 5年 | 教師 | 75 | ||
竇偉麗 | 山東省 | 青島市 | 2年以上 | 会計士 | 51 | ||
崔冬梅 | 江蘇省 | 常州市 | 3年 | 会計士 | 54 | ||
黄盛偉 | 広東省 | 汕尾市 | 5年6カ月 | 会計士 | 50 | ||
王賀芳 | 北京市 | 平谷区 | 3年 | 6000 | 看護師 | ||
李志剛 | 湖南省 | 長沙市 | 5年3カ月 | 国防科大博士 | |||
聶俊花 | 河南省 | 鄭州市 | 滎陽市 | 5年 | 2万 | 公務員 | 70 |
劉素貞 | 安徽省 | 亳州市 | 4年6カ月 | 工商銀行職員 | |||
呂開利 | 遼寧省 | 大連市 | 8个月 | 5000 | エンジニア | 57 | |
謝蓉春 | 吉林省 | 長春市 | 1年6カ月 | 上級ソフトウェアエンジニア | 51 | ||
宇美霞 | 山東省 | 濰坊市 | 3年6カ月 | 教師 | 59 | ||
印文燕 | 湖北省 | 武漢市 | 1年、執行猶予1年 | 2000 | 上級エンジニア | 84 | |
靳承栄 | 天津市 | 3年 | 1万 | 上級エンジニア | 58 | ||
向冬 | 雲南省 | 昆明市 | 3年 | 会社役員 | 85 | ||
劉艶 | 雲南省 | 昆明市 | 重名 | 3年6カ月 | 5000 | 大学准教授 |
迫害の実例
1)二度の冤罪を経た胡徳元さん さらに3年の懲役
江西省鷹潭市の学習者・胡徳元さん(78)は2021年12月10日、法輪功に関する資料を配布したとして、警官に連行され、濡れ衣を着せられた。情報筋によると、胡さんは不当に懲役3年の実刑判決を宣告されたという。
江西省鷹潭市鉄道公安局の警察官であった胡さんは、法輪功を堅持し続け「真・善・忍」に従って良い人を目指したという理由で、公職を除名された。かつて何度も労働教養を強いられ、不当に拘禁され、二度にわたって実刑判決を宣告されたことがある。1回目は懲役8年、2回目は懲役3年6カ月の実刑判決を言い渡された。
2)湖北省紅安県の程連連さん 不当な判決を宣告される
湖北省紅安県八里湾鎮の女性学習者・程連連さん(49)と張桂英さんは、2021年8月21日、法輪功迫害の実態を暴露する資料を配布していた時、八里湾鎮派出所の警官らにより連行され、拘禁された。最近、程さんは裁判所に懲役7年の実刑判決を宣告され、張さんは懲役3年の実刑判決を宣告されたことが分かった。
警察官だった程さんは元々気性が荒く、人間関係でトラブルを起こしやすいタイプの女性だった。1998年3月、婚約者の王珏さんから『法輪功』という本を紹介され、一気に読んだ程さんは、今まで傲慢だった自分を恥ずかしく思い、真善忍の基準に従って周りに対処することを決心し、法輪功を学び始めた。
その後、程さんと王さんは結婚した。夫婦はお互いに尊重し、その後に息子が生まれ、家族に喜びを与え、幸せな一家となった。
1999年7月20日、江沢民は嫉妬から法輪功への残酷な迫害を開始し、中共のすべての宣伝機関が全面的に法輪功を誹謗中傷した。程さんの一家も残酷な迫害に遭った。程さんは何度も連行され、家宅捜索を受け、仕事を解雇された。やむを得ず一家で放浪生活をしていたとき、息子は交通事故で死亡し、程さんの夫は長年の迫害で精神障害になり、身内がみな巻き添えにされた。
程さんは2015年7月1日、法輪功迫害の元凶である江沢民を告訴する告訴状を最高裁判所に郵送した。
3)雲南省の准教授・劉艶さんに懲役3年6カ月の不当判決
劉艶さん |
雲南省昆明市の学習者・劉艶さんは、2021年9月30日に地元の警官に連行され、最近、昆明市五華裁判所から懲役3年6カ月の不当な判決を宣告された。
劉さんは雲南省文理学院大学の外国語教育学部の元主任で、准教授であったが、法輪功を学んでいるとして何度も迫害を受けてきた。
2022年2月25日、現地の裁判所は劉さんに対する不当な裁判を行った。約1カ月後、劉さんは懲役3年6カ月の実刑判決と、罰金5000元を言い渡された。
劉艶さん及び夫、娘 |
劉さんは東北師範大学を卒業し、成績優秀で1992年にアメリカの全額奨学金を獲得し、アメリカの大学に合格した。その後、諸般の事情により、留学のチャンスを諦め、大学院を卒業してから空軍航空大学で外国語の教師として勤めた。
劉さんの娘・劉銘園さんはカナダに留学中で、2021年10月からカナダで母親の救援活動を行い、カナダの各界から注目を浴びた。銘園さんはカナダの議員、メディア、教授、学校の支援と声援を受け、多くの正義感溢れるカナダ人も劉さんのためにカナダ首相に書簡を送り、政府に中国本土で起きている人権侵害を停止する行動を起こすよう求めた。2022年2月18日、銘園さんは中国領事館前で記者会見を開き、中共による学習者に対する23年間にわたる迫害を非難し、母親を無条件に解放することを求めた。
1999年7.20以降、劉さんは強制的に復員させられ、部隊を離れた後、中国とカナダの合弁学校で外交部の主任を務めた。劉さんが編集した大学向けの外国語教材は、復旦大学出版社から出版され、多くの賞を獲得した。現在すでに第3版印刷となっている。劉さんは教育に熱心だけではなく、生活に困窮する学生を支援し、伝統的な祝日になると、よく実家に帰れない学生を家に招き、一緒に餃子を作ったりした。劉さんの優しさは、何度も保護者と学校の指導者の間で称賛の的となった。しかし、昆明市公安局は、劉さんが法輪功を学んでいることを理由に、彼女に退職を迫った。
4)山東省海陽市公安局の痕跡検査技術者・梁燿敏さんに懲役3年6カ月の不当判決
明慧ネット2022年4月1日の報道によると、山東省海陽市の梁燿敏さん、于海勇さんら学習者4人に不当な判決が宣告されたことが分かった。梁さんは懲役3年6カ月、于海勇さんと王雪梅さん夫妻はそれぞれ懲役2年と1年6カ月、孫明霞さんは懲役1年6カ月の実刑判決を言い渡された。梁さんと孫さんはすでに控訴中である。
海陽市公安局刑事警察の痕跡検査技術者である梁さんは、優れた技術力で、多くの重要案件や大事件を解決に導いた実績があり、省内にも数少ない女性技術者の一人である。梁さんは常に、脳と身体が極度の過労状態にあったため、冠状動脈症、萎縮性胃炎、胆嚢水腫、膵臓炎、偏頭痛、関節炎、脊椎の骨増殖症などの病気を患っていた。1995年末、梁さんは煙台毓璜頂病院、青島山大病院などから、治療できないと診断された。幸いなことに、1996年1月20日、梁さんは友人の紹介で法輪功を学び始めた。2週間後、身体は徐々に好転し、1カ月で完全に回復した。
梁さんの奇跡的な回復は、公安部門や海陽県のニュースとなり、多くの人が梁さんを訪ね法輪功について詳しく聞いた。その中には市の副書記数人、市長及び家族、市公安局の局長なども含まれていた。
しかし、1999年7.20日以降、梁さんは法輪功を諦めないとの理由で不当に拘禁され、公職を追放された。また、洗脳班、精神病院での拘禁、労働教養処分、不当判決、年金の支給停止など、あらゆる迫害を受けた。
5)湖南省武装警察総隊の退役軍医・朱翠華さんに懲役3年の不当判決
湖南省の国保総隊、長沙市国保大隊、および各区公安支局は長期にわたるインターネットと通話の監視、尾行で、2020年10月27日、28日に学習者・張霊革さん、孟凱さん、徐麗華さん、李志剛さん、陳陽さん、曹志敏さん、文静さん、朱翠華さん、章芙蓉さん、劉燕萍さん、喩輝さん、夏敬澤さんなどの20数人を連行した。不当に連行された一部の学習者はすでに実刑判決を宣告されている。現在の情報によると、湖南省武装警察総隊病院(366病院)の退役軍医・朱翠華さんは懲役3年の実刑判決を宣告され、年金の支給も停止されたという。
おわりに
昔から「澄み切った青空は、惑わされることなく、行動をする前にすでに知られている。善も悪も最後に報われるのは、早く来たときと遅く来たときだけである」(明末凌濛初『初刻拍案驚奇』)という言葉がある。
黒龍江省建三江前進農場公安局の国保の警官・王維倫は、何度も学習者を迫害し、忠告の言葉に耳を傾けず、「俺は悪の報いを恐れない、悪の報いを信じない 。決心して中国共産党について行く」と暴言を言いふらしたことがある。間もなく、王維倫は山東省の実家に帰って墓参りの途中で交通事故に遭い、死亡した。彼が死亡した後、ある人が坐禅の中で、王維倫が地獄で赤熱した鉄柱に鎖でつながれ、鉄柱から常に王維倫に向かって火を噴き、王維倫は激痛と苦しみの中で「私は中国共産党の罠に落ちた」と泣き叫んでいるのが見えたという。
佛法を修煉する人への迫害は、家族の全財産を蕩尽するだけでなく、尊い命も失われてしまうのであり、この世間で悪の報いを受けるだけでなく、地獄で償い続けることになる。悲惨な悪の報いは誰も見たくないはずである。中共は芯から腐っており、目先の利益のために悪事を働かないよう、自分と家族の永遠の未来を台無しにしないよう願っている。
(完)
付録:2022年中国国内の不当判決状況統計表二零二二年中国大陆非法判刑情况统计表 (49KB .xlsx)