黒龍江省の孫文忠さん 裁判で自己弁護を中断される
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 【明慧日本2022年7月18日】黒竜江省大慶市在住の法輪功学習者・孫文忠さん(男)は、法輪功を学んでいるとして6月10日に審理にかけられた。孫さんの弁護士は審理のことを知らされていなかった。自身の弁護のために証言している間、孫さんは張欣楽という裁判官から度々中断された。

 法輪大法は法輪功とも呼ばれ世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党政権によって迫害されている。

 孫さんは2022年1月8日午後、自宅で林甸県国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)に連行された。数時間後、孫さんの同居人である法輪功学習者・孫徳国さん、張立国さんと代志東さんも国保に連行された。

 警官は警察手帳も捜索令状も見せずに、孫文忠さんと孫徳国さんの賃貸マンションに押し入り、法輪功の本、デビットカード、現金、パソコンなどを没収した。警官らは勝手にココナッツミルクドリンク12缶を飲み、孫徳国さんが仕事で荷物を積むために買った12組の手袋も持ち去った。

 代さん、孫徳国さん、張さんは1万元の罰金を払った後、保釈されたが、孫文忠さんは、「邪教組織を利用して法律の実施を破壊した」と言いがかりをつけられ、太康拘置所に拘禁された。

 孫文忠さんの家族が林甸県公安局に問い合わせに行った時、警官・魏芳は「私と法律の話を続けるなら、全員連行するぞ!」と怒鳴った。

 孫文忠さんはその後、大慶市第二留置場に移送され、譲胡路検察庁に起訴された。

 譲胡路裁判所は6月10日に行われた審理について、孫さんの弁護士と家族に知らせなかった。オンライン裁判で、孫さんは自ら弁護し、無罪を主張した。裁判官は頻繁に彼を中断させ、30分足らずで閉廷させた。

 6月16日、孫さんの弁護士が孫さんを訪問した。

 裁判官である張欣楽(48歳男性)はこの後、体調を崩し入院したという。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/6/20/445160.html)
 
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