2022年上半期 中共による学習者への迫害状況
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 【明慧日本2022年7月22日】(中国=明慧記者)2002年上半期、江沢民集団の残存勢力が中国共産党(以下、中共)の政法委、610弁公室、法曹機関を握緊め、引き続き江沢民の「その名誉を汚し、その経済を断絶させ、その肉体を消滅させる」、「打ち殺したら自殺とみなし、身元を調べず直接火葬する」という絶滅政策を実施し、「ゼロ行動」を口実に、真・善・忍を実践する法輪功学習者(以下、学習者)に嫌がらせ、弾圧、迫害を加えている。

 明慧ネットが報道した情報によると、2022年上半期に、92人の学習者が迫害により死亡し、366人が不当な判決を宣告され、1447人が連行され、1260人が嫌がらせを受けた。また、943人が家宅捜索を受け、98人が洗脳班に送られ、52人が年金を差し押さえられ、32人がやむを得ず家を離れ、51人が指紋、唾液、DNA、血液を採集されたことが分かった。

图:2022上半年中国法轮功学员遭中共迫害人次统计

2022年上半期、迫害を受けた中国国内の学習者の延べ人数

 迫害された学習者の中には、局長、校長、大学教授、大学講師、取締役会長、社長、テレビ局編集長、上級エンジニア、監査役、農学者、会計士、医師、軍退役幹部、銀行頭取、警察官、工場長、会社員、農民など、様々な職業の人材が含まれている。

 一、2022年上半期、92人の学習者が迫害により死亡

 明慧ネットの報道によると、2022年1月から6月までの間に、中共の迫害によりさらに92人の学習者の生命が失われた。うち、男性の学習者が37人で、女性が55人であった。最高齢者は89歳で、最年少者は44歳であった。

 以下は、迫害により死亡した一部の学習者の写真である。

韩俊德

韓俊德さん

姜桂玲

姜桂玲さん

李佩贤

李佩賢さん

高秀兰

高秀蘭さん

张丽艳

張麗艶さん

季云芝

季雲芝さん

张国宇

張国宇さん

左秀文

左秀文さん

季桂珍

季桂珍さん

陈礼清

陳礼清さん

吴乃英

呉乃英さん

刘清飞

劉清飛さん

崔金实

崔金実さん

刘希永

劉希永さん

雍芳

雍芳さん

图:2022年1~6月份,被迫害致死法轮功学员按省的分布表

2022年1~6月、迫害により死亡した学習者の地域別人数統計表

2022年1~6月、中共の刑務所、留置場、派出所で致死された学習者の人数統計表

名前 性別 年齢 省、直轄市 区県 拘禁、死亡した場所
胡艶波 50 遼寧省 撫順市   本渓桓仁精神病院
劉希永 80 遼寧省 大連市 金州区 大連市第三刑務所
王慶文 78 吉林省 遼源市   吉林省女子刑務所
賈春臻 76 甘粛省 臨夏市   蘭州刑務所
尹国志   遼寧省 朝陽市 建平県 瀋陽第一刑務所
鐘国全 72 黒竜江省 鶏西市 密山市 泰来刑務所
韓俊德 77 河北省 保定市   唐山冀東刑務所
石建偉 56 雲南省 大理州 賓川県 雲南省第一刑務所
仲淑娟 66 遼寧省 大連市   遼寧省女子刑務所
楊興葉 69 四川省 彭州市   彭州市留置場
張思琴 69 遼寧省 大連市 金州区 大連姚家留置場
趙林 69 河北省 張家口市   張家口市留置場
季雲芝 66 内モンゴル 赤峰市 バイリン左旗 留置場
黄素蘭 50 四川省 成都市   彭州光明派出所

 迫害の実例

 1)崔金実さんは連行され数時間以内に突然死亡 気管は切断された

 黒龍江省ハルビン市平房区に在住の崔金実さん(88歳朝鮮族)は非常に健康だった。

 法輪功は「真・善・忍」を原則とする佛家の精神修養法で、五式の動作が含まれており、病気の回復や健康保持に高い効果がある。中国公安部の内部統計によると、1999年までに法輪功学習者の人数は7000万〜1億人に達したという。 1999年7月、当時の中共総書記の江沢民は、法輪功への残酷な弾圧を命じた。この迫害は23年間経った現在も続いている。

 今年4月13日に、崔さんは自宅で法輪大法の書籍を読んで勉強したとして警官に連行された。

 崔さんの次男は、警察から母親が危篤であるとの連絡を受け、急いで242病院の救急室に駆け込むと、いきなり国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)の関係者に「医療費を払ってくれ」と言われた。その時、救急医が「母親はすでに亡くなった」と告げた。

 崔さんは警官に連行されて数時間で亡くなった。その間に、何が起きたのかは誰にもわからない。崔さんの気管は切断され、家で着ていた普段着は乱れており、靴も履いていなかった。警官は親族に知らせず、勝手に崔さんの遺体を強制的に運び出した。

 2)黄素蘭さんは3日間迫害されて死亡

 成都市郫都区の学習者・黄素蘭さんは非常に健康だったが、彭州市の警官によって連行され、わずか3日間後の2022年1月23日、迫害により死亡した。51歳の若さであった。

 1月20日、黄さんは夜中の12時頃、彭州公安局刑事捜査大隊に拘束された。

 翌日の21日夜、彭州市の旧県立病院で身体検査を受けた後、黄さんは再び彭州公安局刑事捜査大隊に連れ戻され、調書を作成され、指紋を取られた。その後、頭にカバーを被されて成都市雲端ホテルの416号室に閉じ込められた。期間中、黄さんは手錠と足かせをつけられ、24時間体制で2人により監視された。

 2022年1月22日、黄さんは再び不当に尋問された。 1月23日の夜、黄さんは再び尋問を受け、取調室の向かい側に拘束されていた人たちは、取調室で人を殴ったり椅子を引きずる音が聞こえたという。その夜12時か1時頃、黄さんは救急車で病院に搬送された。

 1月24日午後、黄さんの家族は葬儀社から遺体を引き取るようにとの連絡を受けた。

 3)賈春臻さんは蘭州刑務所で迫害により死亡

 甘粛省臨夏県の学習者・賈春臻さん(76歳男性)は今年3月、蘭州刑務所で拷問されて死亡した。賈さんの遺体の首に傷が残っていた。

 2020年4月、賈さんは臨夏県の国保および新集鎮派出所の警官らに連行された。同年12月末、懲役4年の実刑判決と、罰金3000元を言い渡された。

 2021年の正月の期間、賈さんは断食して迫害に抗議した。当時、家族が面会に行ったとき、賈さんは聴力と視力をほぼ失っていることに気づいた。

 今年3月、家族は蘭州刑務所から「賈春臻は2022年3月18日に刑務所で死亡した」との電話を受けた。そして、家族はすぐに刑務所に駆け付け、遺体との対面を強く求めた。

 大勢の警官の監視の下、家族は賈さんの遺体と対面できたが、遺体の首と腕に傷があるのを見て、傷の理由を聞いたところ、警官は「自分の服で自分の首を絞めた」と答えた。

 その後、警官は速やかに賈さんの遺体を火葬し、家族に200元(約4000円)を渡し、決着をつけた。  

 刑務所の警官は「服で自分の首を絞めた」と主張した。これは、殺生と自殺を明確に禁止している法輪功の教えと矛盾している。

 法輪功の主著『轉法輪』(第七講)には、「殺生の問題」という一節があり、「殺生というのは非常に微妙な問題で、煉功者へのわれわれの要求もかなり厳しく、煉功者は決して殺生してはいけないのです」と書かれている。

 法輪功の創始者・李洪志先生が1996年にシドニー法会で説法された時、ある学習者が「殺生は一種のかなり大きな罪ですが、自殺も罪になりますか?」と質問した。

 李洪志先生は、「罪になります...... ですから自殺は罪なのです」と答えられた。

 4)大連市の張思琴さんは8日間迫害されて死亡

 大連市金州区の学習者・張思琴さん(69)は2022年1月19日に、自宅に進入してきた警官に連行され、大連姚家留置場に拘禁された。1月27日の朝6時、家族は張さんが留置場で死亡したと知らされた。

 家族は遺体との別れを求めたが、対面後、すぐに火葬をすると言われた。情報筋によると、留置場は数万元の賠償で済ませようとしたという。 

 今年1月19日、何度も迫害を受けた張さんは自宅で再び連行された。その時、張さんはショックを受け、具合が悪くなった。警官は張さんを病院に連れて行き、身体検査を受けさせた。医者は張さんの健康状態では拘禁できないと言ったにも関わらず、警官は「大丈夫だ、できる」とごまかした。

 このようにして、張さんは大連市姚家留置場に送られた。

 1月27日の朝6時、わずか8日間で、張さんは留置場で迫害により死亡した。

 二、2022年上半期、366人の中国の学習者に不当判決

 明慧ネットが報道した情報によると、2022年上半期に366人の学習者が、中共の関係者に不当な判決を宣告された。うち、1月は132人、2月は33人、3月は74人、4月は56人、5月は42人、6月は29人である。不当な判決は中国の28の省、自治区、直轄市に分布し、最も深刻な地域は山東省54人、遼寧省44人、北京市30人、広東省30人、河北省24人、黒龍江省23人、吉林省20人という順位であった。

 2022年上半期、60歳以上の学習者107人が不当な判決を受け、最高齢者は85歳であった。 うち、80〜90歳が12人、70〜80歳が47人、60〜70歳が48人であった。中共の裁判所が科した罰金の総額は151万3500元に上った。

图3:2022年1~6月获知中国各地法轮功学员366人遭非法判刑

2022年1~6月、実刑判決を受けた366人の学習者の地域別人数分布表

 迫害の実例

 1)四川省の裁判官 法輪功学習者の年齢を改ざん

 四川省南充市営山県裁判所は2022年2月9日、学習者・蔡沢芳さん(84)に懲役1年6カ月の判決を言い渡した。判決書には84歳である蔡さんの年齢を75歳と書き、そのうえ、蔡さんの出身地も適当な地名が書かれていた。

 営山県公安局の警官は長期にわたって、蔡さんを尾行していた。2021年1月29日午前、公安局と城南派出所の警官7、8人は、路上で人々に法輪功迫害の実態を伝えている蔡さんを連行した。警官は蔡さんをパトカーに乗せ、蔡さんの住所へ向かった。警官はドアを壊して蔡さんの家に押し入り、家宅捜索を行い、法輪功の書籍数冊、DVD、法輪功の文言が書かれたお守りと紙幣2000元(約4万円)以上の私物を押収した。 

 今年1月3日、裁判所は蔡さんに対する不当な裁判を行い、蔡さんを罪に陥れようとした。蔡さんは自己弁護し、いわゆる罪を一つも認めなかった。その場にいる裁判官も蔡さんの主張に反論しなかった。

 2月9日、裁判所は突然、蔡さんに懲役1年6カ月、罰金3000元(約6万円)の判決を宣告した。判決書を受け取って読んだ蔡さんは「なぜ、判決書に私の年齢を84歳から75歳に改ざんしたのですか」と問いかけると「75歳は80歳だ」と裁判官は返答した。

 当日の夜、蔡さんは南充市留置場に送られた。留置場の警官は蔡さんの入所書類を見て、蔡さんは入所の基準に達していないと判断し、夜中の3時頃に蔡さんを自宅に送った。

 その後、4月24日と5月26日、蔡さんはさらに2回も不当に連行された。

 2)昆明市の瞿月仙さんと劉栄仙さん 不当な判決を受ける

 昆明市の学習者・瞿月仙さん(85)と劉栄仙さん(75)は、2021年5月に法輪功の書籍『轉法輪』を一緒に読んだとして、昆明市西山区裁判所により不当な判決を宣告された。瞿さんは懲役1年6カ月と罰金8000元(約16万円)、劉さんは懲役3年と罰金1万元(約20万円)を言い渡された。

 西山区裁判所で、瞿さんは次のように自己弁護をした。「私は1997年に法輪功を学んでから、病気がすべて治りました。今、85歳になりましたが、薬を飲む必要がなく、一銭の医療費も使っていません。私が元気に過ごしているため、子供たちも私のことを心配しなくなり、安心して仕事をしています。これは、国や社会、家庭、自分自身にも有益であることは間違いありません」

 瞿さんは法廷の関係者に「憲法第35条には、中華人民共和国の国民は言論、出版、集会、結社、パレード、デモの自由を有すると定められています。検察官にお聞きしたいのですが、私にはこの権利があるのでしょうか? 私たちの師父は弟子のために多くのことをして下さいましたが、弟子に一円も要求されたことがなく、弟子が善へ向かう心だけを求められているのです。5月13日は、師父のお誕生日です。弟子として師父への感謝の気持ちを込めて、師父の著作『轉法輪』を一緒に読むのは当たり前のことで、何がいけないのでしょうか? どの法律を犯したのでしょうか?」と質疑をした。

 これを聞いた裁判長は激怒し、瞿さんの自己弁護を中断させた。結局、瞿さんと劉さんはそれぞれ、不当な判決を言い渡された。

 三、2022年上半期、1447人の学習者が不当に連行される

 明慧ネットの報道によると、2022年上半期に1447人の学習者が不当に連行された。うち、1月は270人、2月は152人、3月は203人、4月は234人、5月は271人、6月は317人である。最も深刻な地域は山東省203人、河北省181人、黒龍江省142人、遼寧省126人、四川省110人、吉林省108人、湖北省99人である。

图:2022年1~6月中国各地区法轮功学员遭绑架迫害人次统计

2022年1~6月、不当に連行された中国各地の学習者の延べ人数統計表

 迫害の実例

 1)湖南省懐化市の曾小英さんは殴打され、数カ所骨折した

 湖南省懐化市の学習者・曾小英さんは4月19日、団結派出所に連行された。不当な尋問を受けた曾さんは殴られ、右半身が6カ所骨折したほか、胸と背中の肋骨も骨折した。

 2)湖北省の詹細花さんは精神病院に閉じ込められた

 4月の初め頃、湖北省麻城市塩田河鎮の学習者・詹細花さん(50代)は、法輪功に誤解を持っている地域の住民に通報されたため、警官による家宅捜索を受け、すべての法輪功書籍が押収された。詹さんの家族は大変なプレッシャーの中で、詹さんを麻城市の鼓楼精神病院に入れた。現在、詹さんの健康状態が心配されている。

 3)西南医科大学准教授の唐旭珍さんは再び連行される

 四川省瀘州市にある西南医科大学の准教授だった唐旭珍さん(82)は、今年4月8日、瀘州市龍馬潭区派出所の警官により連行され、家宅捜索を受けた。現在、唐さんは住居監視下におかれている。

 4)湖北省安陸市の厳吉さんは洗脳班で迫害されている

 湖北省安陸市の学習者・厳吉さん(50代)は5月24日、安陸市の農村で法輪功迫害の実態を村民に伝えたとして連行され、同市孛畈鎮長松洗脳班に拘禁された。

 四、2022年上半期、1260人の学習者が嫌がらせを受ける

 明慧ネットの統計によると、2022年上半期に1260人の学習者が嫌がらせを受けた。うち、1月219人、2月140人、3月145人、4月185人、5月316人、6月255人である。嫌がらせの深刻な地域は、山東省215人、四川省213人、河北省116人、湖北省101人、吉林省91人、黒龍江省80人、湖南省73人、重慶市59人、遼寧省53人であった。

图:2022年1~6月中国各地区法轮功学员遭绑架迫害人次统计

2022年1~6月、嫌がらせを受けた中国各地の学習者の延べ人数統計表

 迫害の実例

 1)周向陽さんが天津濱海刑務所で受けた変態的迫害

'周向阳'

周向陽さん

 天津市の学習者・周向陽さんは、7年間の冤罪を経て2022年3月1日に解放され、実家(河北省昌黎県馬坨村)に戻ったが、依然として監視されている。村に12台の監視カメラが設置されているという。

'酷刑演示:多根电棍电击'

拷問の再現:数本のスタンガンで同時に電気ショックを与える

 周さんは2015年から解放されるまでずっと断食して迫害に抗議していた。天津濱海刑務所の10監区で、周さんは警官からスタンガンで電気ショックを与えられ、唐辛子スプレーを目に噴射する拷問を受けたほか、警官の指示を受けた受刑者による、水をかける。乳首をつねる、性器をつねる、手で肛門を掘る、まつ毛を抜く、爪をつねる、胸や肋骨を圧迫する、口をこじ開ける、尿を飲ませるなどの変態的、非人道な迫害を受けた。

中共酷刑示意图:殴打

拷問のイメージ図:殴打される

 刑務所から帰宅した時の周さんは体が弱り、家族に支えられバスから降りてきたが、今では体重も15キロ以上増え、心身の状態も良好である。

 当局は周さんを監視するため、16万元かけて村にカメラ12台を設置した。周さんの実家には何台付けたか不明だが、兄の家には3つ、親戚の家にも設置している。

 周さんは北方交通大学を卒業した後、天津鉄道第三探査設計院に就職した。周さんの優れた仕事ぶりから天津大学に推薦され、投資経済学の学位を取得、1998年には当時全国で60人しかいなかったコストエンジニアの国家専門資格を取得した。法輪大法の真・善・忍の原則に導かれ、周さんは真面目に働き、得意先から贈り物などを一切受け取らず、社会の悪い気風に染らない好青年となった。

 2)帰宅した司徳利さんは監視モニターを強制装着させられる

 河南省信陽市の学習者・司徳利さんは3年余り不当に拘禁され、2021年後半に刑務所から解放されたが、中共の関係者による絶え間ない嫌がらせや監視や、脅迫を受けている。最近、信陽市610弁公室の人員は、司さんの身に監視装置をつけることを強要し、「それを外したら面倒なことを引き起こすぞ」と脅した。

 司さんは1953年生まれ、信陽市溮河区文化館の美術の根幹で、准教授だった。以前は深刻な胃病、習慣性風邪、前立腺炎などの病気に悩まされていたが、1996年に法輪功を学んでから、奇跡的に健康を取り戻した。

 1999年7.20以降、司さんは何度も不当に連行され、家宅捜索を受け、2回の労働教養と3回の実刑判決を言い渡され、計17年間も拘禁されていた。

 五、2022年上半期、943人の学習者が家宅捜索を受ける

 迫害の実例

 1)吉林省通化市の劉玉華さんと于桂蘭さん 家宅捜索される

 吉林省通化市の学習者・劉玉華さん(69)と于桂蘭さん(73)は今年2月13日、老站街で法輪功迫害の実態を人々に伝えていたところ、老站派出所の警官により不当に連行された。午後には、数人の警官が奪った鍵を使って、劉さんの自宅から現金15万元以上、パソコン、プリンターなど多数の家財を押収した。劉さんの夫は脳血栓症で妻の介護が必要である。同時に、警官らは于さんの自宅にも行き、数万元の現金を押収した。

 2月14日午後8時、劉さんと于さんは身体検査を受けた際、入所の基準に達していないと判断されたため、2人とも帰宅した。

 2)山東省蒙陰県の孫樹菊さんと孟慶蓮さん 放浪生活を余儀なくされる

 山東省蒙陰県聯城鎮に住む女性学習者・孫樹菊さん(70)と孟慶蓮さん(68)は6月22日、洗脳班に連行されるのを避けるため、自宅から離れることを余儀なくされた。

 6月22日午前2時頃、蒙陰県聯城鎮610弁公室の関係者および聯城派出所の警官らが、孫さんと孟さんを連行するため、村の書記に道案内をしてもらい、村を一軒一軒捜索した。

 警官らは家宅捜索を行った際、孟さん宅の洗濯機、テレビ、プリンターなどをすべて押収し、冷蔵庫とベッドだけが残された。孟さんはやむを得ず家を離れた。

 孟さんは一人暮らしで収入がなく、他県に住む娘からの仕送りを頼りにしている。2年前に母親が亡くなった後、孟さんは90代の父親を自宅に迎え、世話をしている。孟さんが家を離れてから、父親の面倒を見る人がいなくなった。

 六、52人の学習者が年金を差し押さえられる

 迫害の実例

 1)内モンゴル赤峰市の楊秀栄さん 年金の支給を停止され死亡

 内モンゴルの赤峰市紅山区の学習者・楊秀栄さん(77)は、法輪功を学んで、心身共に健康になり、幸せな生活を過ごしていた。しかし、1999年7.20、江沢民集団が法輪功の迫害を開始した後、楊さんは法輪功を放棄しないという理由で、連行、拷問、罰金、労働教養処分、実刑判決などの迫害を加えられた。2020年8月から、楊さんはさらに年金の支給を停止された。経済的に困難に陥った楊さんは生計のため、各関係部門に足を運び、年金の支給を求めたが、肉体的にも精神的にも疲れ果てた楊さんは今年2月25日この世を去った。

 2)遼寧省の元教師に実刑判決 年金も停止

 遼寧省営口市の学習者・韓桂雲さん(85)は、法輪功を学んだとの理由で、2021年6月に懲役3年と1万元(約18万円)の罰金を言い渡されてから1カ月間、年金も停止された。 

 2021年7月以降、王さんの毎月の4600元(約8万4000円)の年金は完全に停止されている。現在までに合計4万6000元(約80万円)が差し押さえられた。

 韓さんは退職した教師で、法輪功を学んでから、病気が回復し心身とも健康になった。勤務先の同僚や、町内の人たちも、家族もみんな韓さんが良い人で、性格が穏やかで、高い道徳性を持っている人だと知っている。

 結び:明慧ネットの不完全な統計によると、2020年から2022年6月30日までの間に、118人の中共の政法委書記が悪運に見舞われた。その大半は失脚して調査の対象となり、実刑判決を受けた者、病死した者、警察に自首した者、免職された者、家族を巻き添えにした者もいた。

 中共の政法委は法曹部門の大権を握っており、憚らずに法律を踏み躙っている。1999年に中共が法輪功を迫害して以来の20数年間、政法委は法輪功弾圧専門の「610弁公室」に直接指示し、各法曹部門をコントロールして法輪功を迫害してきた。各階層の政法委書記は、学習者に対する監視、嫌がらせ、連行、拘禁、労働教養、判決、洗脳、拷問を指揮し、参加している。

 2022年1月1日から6月30日の間に、明慧ネットは、25人の政法委書記が悪運に見舞われたと報道した。2021年に悪報に遭った政法委書記が最も多く、68人であった。2020年に25人の政法委書記が失脚した。二年半の間で累計118人の政法委書記が悪報に遭った。

付録:
2022年、中国における連行状況統計二零二二年中国大陆绑架情况统计(137KB .xlsx)
2022年、迫害により死亡した学習者統計表二零二二年法轮功学员遭迫害离世统计表(22KB .xlsx)
2022年、中国における不当判決状況統計二零二二年中国大陆非法判刑情况统计表(49KB .xlsx)
2022年、中国における嫌がらせ状況統計二零二二年中国大陆骚扰情况统计(120KB .xlsx)
2022年、中国における洗脳状況統計二零二二年中国大陆洗脑情况统计(20KB .xlsx)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/7/10/445956.html)
 
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