米首都で集会 各界が中共の迫害制止を呼びかける(一)
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 【明慧日本2022年7月24日】(明慧ワシントンD.C.記者・夏延初、鄭海山)1,500人以上の法輪功学習者(以下、学習者)が7月21日、米国首都のナショナルモールで集会を行い、中国共産党(以下、中共)による法輪功への迫害の制止を呼びかけた。

图1~8:集会现场

集会で演説

 米国の国会議事堂を背景に、集会で演説した人々は、中共による生体臓器狩りを止めることの重要性を強調するとともに、その犯罪行為および中共が米国にもたらす脅威に対する米国民の認識が高まっていることにも言及した。

图9:国会众议员史蒂夫·查博特(Steve Chabot)在集会上发言表示需要听听法轮功学员的故事,学习法轮功学员反迫害的经验。

スティーブ・シャボット下院議員は集会で、学習者のストーリーに耳を傾け、彼らの迫害と戦う経験について学ぶ必要があると述べた

 下院議員スティーブ・シャボット氏は、「米国はようやく、中共による脅威に目覚めつつある。私たちは皆、あなたたちのストーリーを聞き、中共があなたたちに加えた残虐行為の酷さを知り、あなたたちの(迫害に対抗していく)経験から学ぶ必要がある」と述べた。 スティーブ・シャボット議員はまた、下院外交委員会に属している「アジア、太平洋、中央アジア、及び不拡散小委員会」の筆頭委員も務めている。

 オハイオ州の共和党下院議員のスティーブ・シャボット氏はさらに述べた。「生体臓器狩りは、人類史上最も野蛮な行為の一つである。我々はずっと前からその責任を追及すべきだった。米国議会は『積極的な行動』を取らなければならない」

 現在、米国議会には二つの法案が提出されている。一つは『強制生体臓器摘出停止法』であり、もう一つは『法輪功保護法』である。『法輪功保護法』は、学習者からの生体臓器摘出に参与または促成した個人を制裁し、法輪功に対する迫害がジェノサイドに当たるかどうかを評価するよう米国国務省に求めるものである。そして、『強制生体臓器摘出停止法』は、生体臓器摘出に対して責任を負う者を制裁し、米国企業が生体臓器摘出に使用される可能性のある医療設備などを中国に輸出することを禁止するものである。

 2019年、イギリスのロンドンに本部を置く独立人民法廷『中国法廷』の調査によると、中共は臓器移植市場に向けて大量に臓器を供給するために、拘束された良心の囚人を長年にわたって殺害し、その行為を今日も継続していることが判明した。そして、法輪功学習者は臓器の主な供給源となっている。

 「議会は行動を取らなければならない」

 フロリダ州の共和党下院議員であるゲス・ビリラキス氏は集会に寄せたビデオの中で、「中国で法輪功を修煉する数百万人が監禁され、拷問され、殺害されている。このような違法行為を前にして黙っていれば、我々は道徳的訴求を無視することになり、市民社会に危険をもたらすことになる」 と語った。

 テキサス州のテッド・クルーズ共和党上院議員も集会に挨拶のビデオを送り、「米国は、人々が政府の妨げを受けずに法輪功を実践する自由を支持し、促進する義務がある。中共の迫害しながら責任を負わない悪循環を放任すれば、我々の職務怠慢になる」と述べた。

 『法輪功保護法』の発起人で、ペンシルベニア州共和党下院議員のスコット・ペリー氏は、集会に送ったビデオの中でこう述べた。「中国の法輪功に対する迫害は、臓器摘出であれ、不当な監禁であれ、強制労働であれ、そのいずれも邪悪である。議会は、何百万人もの学習者の法輪功を実践する自由が奪われないように、行動を取らなければならない」

 ワシントンD.C.を代表する民主党のエレノア・ホームズ・ノートン下院議員は、世界中およびワシントンD.C.の集会に参加している学習者への支援を表明し、集会に送ったビデオの中でこう述べた。「法輪功は平和的に修煉する人々であり、緩やかな煉功を通して自らを高めているが、過去20年余り中国で拷問や臓器摘出を含む残虐な迫害を受けてきた。言論の自由と信教の自由は米国の礎である。我々は中国で迫害され声を上げることができない人たちのために声を上げなければならない」そしてビデオの中で、彼女は「私は今日もこれからも、あなたたちと共にいます」と学習者を励ました。

图10:共产主义受害者纪念基金会 (Victims of Communism Memorial Foundation) 主席安德鲁·布雷姆伯格大使(Andrew Bremberg)敦促美国国会带头通过停止活摘器官的法案。

共産主義犠牲者記念財団理事長のアンドリュー・ブレンバーグ大使は米国議会に対し、臓器摘出を停止する法案の可決に向けて先頭に立つよう促した

 ワシントンに拠点を置く共産主義犠牲者記念財団の代表であるアンドリュー・ブレンバーグ大使はこう述べた。「皆さんもお分かりになったように、ここ数十年、中共の政策のせいで、訓練された外科医はすでに手術台上の囚人の死刑執行人と化してしまったのだ」

 大使は、米国議会が率先して生体臓器摘出を停止する法案を可決するよう促した。

 共産主義犠牲者記念財団の研究員マシュー・ロバートソン氏は今年4月、米国移植雑誌に発表した論文で次のことを明らかにした。同氏らのチームは中国の医師が発表した124,770件の医学論文を研究した後、中国では臓器「ドナー」が生前に臓器を摘出されており、臓器移植手術中の臓器摘出というステップが、これらの「ドナー」の本当の死因であることが分かった。

图11:国会众议员克里斯·史密斯(Chris Smith)的高级顾问皮耶罗·托齐(Piero Tozzi)在集会上发言。

クリス・スミス下院議員の上級顧問であるピエロ・トッツィ氏が、集会で発言を行った

 クリス・スミス下院議員の上級顧問であるピエロ・トッツィ氏は集会で、生体臓器摘出という犯罪を暴露した学習者に対し感謝の意を表し、「悲しいことに、犠牲者はあなたたち法輪功学習者であり、あなたたちは清い生活様式と健康な身体を有するがゆえに、この恐ろしい行為の標的にされてしまったのだ」と述べた。今年5月、クリス・スミス議員が共同議長を務めるトム・ラントス委員会は、中共による生体臓器摘出に関する公聴会を開き、生体臓器摘出の恐るべき犯罪を詳細に記録した。

 (続く

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/7/22/446650.html)
 
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