【明慧日本2024年11月26日】(明慧アメリカ・ワシントンDC記者・李静菲)『共産党についての九つの論評』(以下、『九評』)の出版20周年にあたる2024年11月22日、米国首都ワシントンDCの要人、専門家、メディア関係者、および中共の迫害を受けた生存者たちは、国会下院で開かれた「約4億4千万人の中国人が中共から脱退したことを祝う検討会」に参加した。
議員たちは、4億人以上の中国人が目覚めたことに勇気づけられていると述べた。また、多くの要人は脱党した勇士たちに敬意を表し、中共の暴政から抜け出そうとする人々を支持する姿勢を示した。
2024年11月22日、国会下院で開かれた「約4億4千万人の中国人が中共から脱退したことを祝う検討会」に、米国首都の政界の要人、専門家、メディア関係者が出席し、発言を行った様子 |
米国国会議員「約4億4千万人の中国人の目覚めに勇気づけられた」
検討会のためにビデオ録画を行った米国下院議員ラルフ・ノーマン氏は、次のように述べた。「20年前『大紀元時報』は中共の破壊的本質を浮き彫りにした素晴らしい著作『九評』を発表しました。今、約4億4千万人の中国人が目覚め、脱党したことは心強いものです。私はそれが『大紀元時報』、特に『九評』のおかげだと思っています」
3人の議員が検討会のためにビデオ録画や発言を行った。写真は(左から)ダン・ニューハウス下院議員、ガス・ビリラキス下院議員、ラルフ・ノーマン下院議員。 |
ノーマン議員はさらに「中共は数百万人もの法輪功学習者(以下、学習者)を迫害しています。私の知る限り、法輪功は中国の文化において非常に重要な修煉法です」と述べた。
ガス・ビリラキス下院議員は連帯書簡の中で「中共は長年にわたり、さまざまな迫害手段を用いてジェノサイドキャンペーンを行い、中国の一部の宗教や少数民族、およびその文化を強制的に抹消してきた」と述べた。
「特に学習者が中共の弾圧の主な標的となっている」と、ビリラキス氏は言う。学習者は、単に自らの信仰を守っているという理由で、中共による迫害、脅迫、監禁、拷問、さらには命を奪われることに直面してきた。彼ら(学習者)は、中共による違法な生体臓器収奪の主要な供給源となっている。
ダン・ニューハウス議員は支援声明で「誰もが知っている通り、中共は必死に我々(アメリカ)の制度に影響を与え、そしてアメリカや世界中の人々の生活様式を変えようとしている。宗教の自由、言論の自由、および基本的人権は自由の礎であり、私は自由に対する中共の悪意ある行動を抑制するために引き続き努力していきます」と述べた。
元米国務省次官補「外交官は中共に幻想を抱くべきではない」
研討会の中で、前国務次官補ロバート・デストロ氏(民主・人権・労働問題担当)は米国の外交官に対し、中共に幻想を抱かず、その官僚についてもはっきりした認識を持つよう念を押した。
検討会で「脱党は平和的な精神の覚醒運動である」と話す前国務次官補ロバート・デストロ氏 |
外交官として、中共の官僚と直接対話する機会があるデストロ氏は、次のように提言した。「彼らは私たちと同じく神の子ですが、同時に、程佩明さんの肝臓を生きたまま摘出することに関与した人たちでもあることを認識しなければなりません。ですので、私たちは現実をしっかりと認識し、誰と交渉しているのかをはっきりと分かっていなければなりません」
前米国国防長官室サイバーセキュリティ責任者「中共は世界問題の根源である」
元米陸軍大佐で国防長官室サイバーセキュリティ責任者だったジョン・ミルズ氏は「この世界のあらゆる問題は、中共の悪意ある行動に直接起因しています」と述べた。
検討会で発言しているジョン・ミルズ氏 |
ミルズ氏は次のように強調した。「私たちは今、非常に危険な時期に置かれています……中共は世界中でその悪意な振る舞いを広めており、世界のあらゆる衝突は中共の悪意ある行動に直接起因しているのです」
世界脱党サービスセンター責任者「脱党は政治運動ではなく、精神的覚醒である」
世界脱党サービスセンターの責任者・易中原氏は発言の中で「脱党は政治運動ではなく、精神的覚醒に近いものです」と述べた。
彼女は、中共を離脱した約4億4千万人には、共産党員、共産主義青年団員、および少年先鋒隊員が含まれているという。世界中で数百万人ものボランティアが、中国人が中共の邪悪さを認識し、中共から離脱できるよう、電話やインターネットを通じて昼夜問わずして活動している。
易中原氏は「共産主義の目的は、世界を破壊することです」と述べ、国際社会に対して中国人の脱党をもっと支持するよう呼びかけ「脱党を支持することは、中国人の自由を支持することに留まらず、全世界の自由と安全を守ることにもつながります」と強調した。