文/湖北省の大法弟子 心明
【明慧日本2022年7月27日】 2015年、私は正式に大法修煉に入りました。今日、私がお話ししたいのは「修煉は厳粛である」についての体験です。修煉者の念は大法の基準に合っているかどうかは非常に重大な問題です。かつて正しい道を踏み外した痛恨の経験を書き出して、同修たちに、私の体験を今後の戒めとしてもらいたいと思います。
修煉者として、間接的でも殺生してならない
2020年の夏、隣の家のご主人が釣りに行って、たくさんの魚を釣って帰ったのを見ました。2、3キロはあるでしょう。その時私は、夫も釣りに行ってくれたら良かったなと思いました。その思いのどこが悪いとも思わなかったし、自分は修煉者であるとも思いませんでした。その一念は後日、現実になりました。
1週間後、夫は本当に少量の魚を釣って帰ってきました。私は一気に4匹の魚を食べました。夜になって入浴すると、全身が赤くなったことに気づきました。夜中の2時過ぎに目が覚めて、全身が赤くなったことを少し怖く思って、法輪功学習者である姉に電話をしようと思ったのですが、我慢しました。3時20分にいつものように起きて煉功しました。
煉功する途中、夫に釣りに行ってほしいと思ったことを思い出して、はっと気が付きました。それも殺生をしたのではないかと悟りました。すぐ心の中で師父に謝りました。必ず今回の教訓を覚えて、これから二度とこんな過ちを起こさないと誓いました。すると、黒い服を着た人が黒い鞄を引きずって私の体から離れたのを天目で見ました。翌日、体は正常な状態を取り戻しました。大法の威力と師父の慈悲は魚たちの生命を善解し、私を難から救ってくれました。私の教訓を書き出して、同修たちの参考になればと思います。修煉者として一念一念を正しく持って、合格できる大法弟子になりたいと思います。
母や元夫への恨みを放下
私が生まれたのは1959年で、ちょうど中国共産党が「大躍進運動」を行って、多くの国民を餓死させた時代でした。母は、私を大きく育てる自信がなくて、3枚重ねた布団で私の顔を覆い、私を窒息死させようとしました。しかし母が帰ってきてみると、私はなんと生きていました。母は私を抱いて大泣きをしました。
2回目に、母は同じ方法で私を死なせようとし、帰ってみると私はまた生きていました。それで、私は強い生命力を持っていると思って、母は私を殺す気持ちを捨てました。修煉してから、私は大法を修煉するためにこの世に来た、師父はあの時から私を守ってくださったのだと分かりました。
結婚してから長男と長女を授かりました。夫はとても気性が激しくて、よく私を叱ったり、殴ったりして、稼いだお金をほとんど自分の遊楽に使って浮気もして、私は耐えられなくて、80年代の末に離婚しました。修煉してから、母と元夫に愛されなかったのは私自身の業によるものだと分かり、彼らに対する恨みを放下しました。
元夫は出稼ぎ先で働いていた時に足の骨を折り、息子に電話をかけてきて、辛くて生きる気力を失くしたと話しました。息子はそのことを私に教えました。これは私と何の関係があるのかと考えました。修煉者の姉は私に「彼を助けに行かないと、彼はどうやって今の難関を過ごすのですか」と提案しました。
師父のお教えを思い出した
『轉法輪』の中の言葉、「われわれはこのような厄介なことにぶつかった時、他の人と同じように争ったり闘ったりしてはなりません。相手がやったらこちらもやるというのでは、ただの常人になってしまうではありませんか? あなたは相手と同じように争ったり闘ったりしないだけでなく、心の中で相手のことを憎んでもいけません。本当に相手のことを憎んではなりません。相手のことを憎むと、腹が立ったことになるではありませんか? それでは忍を守れなかったことになります。われわれは真・善・忍を重んじますが、そんなことをすれば善のかけらもなくなります」[1]を思い出しました。
心に長年溜まった元夫に対する恨みはすぐに解けました。全財産の3000元(約5万円)を持って、元夫が入院している小さい病院に行きました。元夫はすでに1週間の消炎注射を打って、1000元を使ったのですが、まったく炎症は治まらず、足は腫れています。
彼はとても悲観的で、窓から飛び降りたいと言っています。彼を慰めた後、私は彼の職場の責任者に会って、大きい病院へ転院することを願うと、責任者は同意しました。入院の間、彼は師父の説法録音を何回も聞いて、誠意を込めて「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」と唱えたので、早く回復しました。
今の彼は、帰る家と家族も居ないので、私は彼を自分の家に迎えて、今日までずっと向かいの部屋に住んでもらっています。もし法輪大法を学んでいなかったら、私はどうしても彼を許すことができなかったでしょう。まして彼の世話をすることは尚更ありません。大法は私を変えて、良い人になるための方法を教えてくれました。
注:
[1] 李洪志師父の著作:『轉法輪』