遼寧第二女子刑務所 王清栄さんを痛めつける手口
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 【明慧日本2022年8月1日】法輪功学習者・王清栄さん(73歳女性)は、2021年の終わりに懲役5年の実刑判決を言い渡され、遼寧省第二女子刑務所第四監獄区に拘禁された。厳寒の時期、刑務官が受刑者らに指示して、様々な「冷凍方法」で王さんを虐待し、痛めつけた。しかし、王さんは真・善・忍という信条を放棄しなかった。逆に、王さんは常に殴打や虐待を加えた人に優しく接触していた。

 受刑者・孫珊珊は、四監獄区第1、2生産チームのリーダーで、刑務官の指示を受けて、常にほかの受刑者らに生産ノルマ達成を強要し、終日叫んだり罵ったりしていた。ノルマ達成していない人に対して、任意に体罰し、刑務所側の用心棒になっている。法輪功学習者(以下、学習者)に対して、孫珊珊はもっとも残忍な迫害を加え、人間性が少しもなかった。

 2022年1月1日より、王さんともう1人の学習者は歯磨きと顔を洗うことを禁止され、、毎日様々な迫害を受けている。刑務所の目的は学習者を転向させ、つまり法輪功の修煉を放棄させることである。

 「冷凍的」方法で拷問

 遼寧の冬は非常に寒い。孫受刑者は同チームのほかの受刑者らに指示して、王さんともう1人の学習者に1枚の囚人服のみ着せた。防寒用のコートの着用など一切禁止された。

 2人の学習者は裸足でコンクリートの床に立たされ、窓の前で、顔を窓の外に向ける状態にし、受刑者は窓を開けて、風が学習者の顔に吹きつけるようにさせ、屈服するようにした。

 受刑者らは絶えず下品な言葉で罵り、学習者2人の頭部や胸部を任意に殴打した。

中共酷刑示意图:殴打、撞头

拷問のイメージ図:殴打

 受刑者らは防寒用コートや棉靴を着用しており、温かいお湯の瓶を携帯しているが、皆は寒くて震えていた。しかも、学習者2人は単衣を纏い、裸足であった。受刑者らは30分か1時間ごとに王さんを取り囲んで転向させようとしていた。

 かなり寒い時、滴った水はすぐに凍結する。受刑者らは王さんの服を脱いで水に浸して、濡れた服を王さんに着せた。水が服から滴り、しばらくすると凍結した。王さんの手や足も凍結状態になり、裂けた傷口が多くあり、出血が止まらなかった。

 大雪の日、頭に降りかかってきた雪が冷たい北風に吹かれて、すぐに凍りつき、まるで白い帽子を被ったかのようであった。王さんは寒くて全身が震えて止まらなかった。

 罵られたり、殴打されたりしても、王さんはずっと真・善・忍を実践し、やり返さず、恨まず、監視役の受刑者らに「善良に向くよう」にとずっと優しく勧めていた。

 同刑務所に拘禁されていた多くの囚人たちは、刑務官や受刑者らが生命の限界に挑み、人の生死を無視し学習者を拷問したことを目撃し、驚いた。囚人たちは「これは命を取ることだ。中国共産党当局は人間性が全くなく、応報に遭うべきで、地獄に落ちるべきだ」と言った。     

 2022年2月中旬、王さんに対する迫害はやっと終わった。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/7/13/446163.html)
 
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