80代夫婦、法輪功を実践したとして不当に刑事処分
■ 印刷版
 

 【明慧日本2022年8月6日】四川省什邡(しゅうほう)市の法輪功学習者・龔学良さん(85歳男性)と王忠瓊さん(82歳女性)夫婦は、法輪功を実践したとして刑事処分(行動の自由を制限する)を言い渡された。法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来中国共産党によって迫害されている。

 龔さんと妻の王さんは2022年7月8日、什邡市裁判所に出廷した。審理は2時間続き、弁護団は法廷で激しく弁論を行い、事件の手順は法的手続きに完全に違反していると指摘した。最後に、裁判官は王さんに懲役1年6カ月の刑事処分と8000元の罰金を言い渡した。裁判官は当初、龔さんに4000元の罰金で1年間の刑事処分を与えたが、後に罰金を5000元に引き上げた。夫妻は判決を受けた後、家に帰ることを許された。

 什邡市環境保護局の退職職員である龔さんと退職した病院職員の王さんは、2021年10月と11月に2度連行され、自宅を家宅捜索された。 

 彼らは、連行と家宅捜索をした王暁彬、李佰洋、楊慶、龍林、劉恩昱を含む警官に対して苦情を申し立てた。什邡市検察庁は彼らの訴えを受け入れることを拒否したが、検察庁は警察と協力して12月2日から1週間以内に夫妻を起訴し、12月28日に什邡市裁判所に事件を移した。 

 龔さん夫妻は「法律を破壊した」という罪で起訴された。検察側が提出した証拠は、自宅から押収された法輪功のお守りだった。

 夫婦自身の苦難に加えて、娘である龔星燦さんも、法輪功を実践したとして、繰り返し連行、拘禁されている。龔さんは2回の強制労働収容所を与えられ、洗脳班に3回拘禁された。龔さんの足は拷問の結果、身体障害者になった。2015年6月の連行後、警察から身を隠すために放浪生活することを余儀なくされてから7年が経った。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/7/10/446038.html)
 
関連文章