周向陽さんを監視するため警官が監視カメラ12台を設置
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 【明慧日本2022年8月6日】河北省秦皇島市の法輪功学習者・周向陽さん(49歳男性)は7年間天津市浜海刑務所に拘禁され、残酷な迫害を受けた。2022年3月1日、周さんはやっと解放されたが、周さん自身の自由がなく、監視され続けている。周さんを監視するため、河北昌里県警察は16万元を費やして12台の監視カメラを設置した。法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養会であるが、1999年以来中国共産党によって迫害されている。

 周さんは北方交通大学を卒業した後、天津鉄道第三探査設計院に就職した。見事な仕事ぶりで、会社から天津大学に推薦され、投資経済学位を獲得した。1998年、コストエンジニアの資格試験を受け、合格して資格が認定された。周さんは心身ともに健康になる気功「法輪功」を学んでから、真・善・忍に基づいて自分に要求し、利益に対して淡々とし、賄賂を受け取らず、仕事もよくやり遂げ、皆から好青年という評価を受けた。

 しかし、法輪功を修煉しているだけで、周さんは酷い迫害をされ、労働教養処分と実刑判決を受けた。天津市の鉄路留置場、青泊洼労働教養所、雙口労働教養所、薊県漁山労働教養所、河西留置場に転々と拘禁されたことがある。

酷刑演示:电棍电击

拷問の再現:スタンガンで電気ショックを与える

 2003年5月31日、懲役9年の実刑判決を言い渡された周さんは、刑務所で数えきれないほどの拷問を受けた。一晩中スタンガンで電気ショックを受けて全身傷だらけになり、連続30日間夜、睡眠を妨害され、何度も独房に監禁され、無残に灌食される等々の拷問を受けた。2008年6月末、迫害に抗議するため、周さんは港北刑務所で1年以上断食を始めた。その後、体重は40キロまで落ち、衰弱しすぎて歩行できず、排尿排便も自己管理できなかった。2009年7月、周さんは治療のため「仮釈放」された。2011年3月5日、周さんは再度不当に連行され、刑務所に戻された。

 妻・李珊珊さんも当局に迫害された。李さんは2回にわたって合わせて3年以上の労働教養を強いられた。2013年労働教養制度が廃除された時、李さんは石家荘女子労働教養所を出た最後の1人だった。

 やっと団欒できた周さん夫婦は、2015年3月2日朝7時、また、家に押し入った警官に連行された。その後、周さんは7年、李さんは6年の実刑判決が言い渡された。周さんは再度、刑務所に送り込まれた。

 情報筋によると、刑務所で周さんは警官や受刑者に拷問と性的虐待が加えられた。迫害の末、周さんは全臓器不全になり、病院に運ばれ、救急手当を受けたことがある。

 2022年3月、刑務所から出られた周さんは妻と会えず、実家に戻り、両親と暮らすことになった。しかし、警官は周さんの実家と兄の家の前に少なくとも12台の監視カメラを設置した。義姉の両親の家の付近までも監視カメラを取り付けたという。

 周さんの家族、親戚も恐怖の下で生活しなければならない状態である。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/7/19/446432.html)
 
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