昆明市の裁判所は82歳と60歳の女性2人に不当判決
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 【明慧日本2022年8月16日】雲南省昆明市の法輪功学習者(以下、学習者)・高瓊仙さん(82)は2020年10月26日、昆明市の安寧市の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)の警官によって連行された。その2日後、学習者・王瑾さん(60)も同じ国保の警官に連行された。その後、昆明市西山区裁判所は高さんと王さんの裁判を別々に行った。高さんは懲役6年、罰金1万3000元(約25万円)、王さんは懲役3年、罰金5000元(約10万円)の判決を宣告された。

 高さんは連行された後、健康の問題で留置場側に入所を拒否された。警官は家族から1000元(約2万円)の保証金を取って、高さんを「保釈」として、解放した。王さんは、昆明市女子留置場に送られた。2021年4月、高さんと王さんはともに西山区検察庁に起訴された。

 法廷で、高さんも王さんも自己弁護をし、真・善・忍に従って良い人になろうとすることは間違っていないし、法律違反はしていないので、罪ではないと主張した。2人の弁護士もそれぞれ2人に無罪弁護をした。そして、証拠不足として、裁判所は休廷を宣告した。しかし、その後、検察と警官はいわゆる証拠を収集し、継続的に高さんと王さんを陥れた。

 一、82歳の高さんに懲役6年の判決

 2021年8月、高さんは転んで両足を負傷してしまい、歩けなくなった。裁判所はその年末に高さんに対して、2回目の裁判を開廷をするため、高さんの自宅に映像を撮る設備を取り付けようとしたが、家族に拒否された。2021年12月17日、昆明市西山区裁判所は高さんの案件について「本案件の審理を中止する」と決めた。しかし、3日後の20日に昆明市西山区検察官は高さんの案件を「変更起訴」した。

 そして、2022年4月19日、西山区裁判所は高さんに対して裁判を行った。裁判官は高さんの自己弁護を無視し「法輪功を学んでいること、法輪功のチラシを配ったこと、家に法輪功の資料が置いてあること」などを理由に高さんに懲役6年、罰金1万3000元の判決を言い渡した。

 高さんは以前、法輪功を学んでいるとして労働教養処分と判決を受けたことがある。2004年7月、人に法輪功が迫害されている事実を話したため、高さんは警官に連行され、労働教養処分3年を科された。2017年8月29日、高さんとほかの学習者4人は、晋寧県の国保の警官に連行された。その後、高さんを含む学習者5人はともに判決を受け、高さんは懲役2年、執行猶予3年の判決を下されたという。

 二、王さんに懲役3年の判決

 王さんは警官に連行された後、昆明市留置場で19カ月間、拘禁された。「刑事訴訟法」によれば、王さんに対する拘禁期間は大幅に超過した。

 2022年4月19日、西山区裁判所は王さんに対して裁判を行い、王さんが法輪功のチラシを作成して配布した。押収したパソコン、プリンター、携帯電話から得たいわゆる証拠で「刑法」第300条を利用し、王さんに懲役3年、罰金5000元の判決を下した。

 王さんの母親(89)は、娘が連行されたことと警官の暴力的な家宅捜索を目の当たりにしたことで、大きなショックを受け、その日の夜にトイレで倒れ、病院に搬送された。その後、寝たきりになり、自立生活ができない上、娘のことを心配するあまりに、4カ月後の2021年4月5日に亡くなったという。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/7/24/446707.html)
 
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