刑務所で迫害 河北省の楊智雄さんがICUに入院
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 【明慧日本2022年8月17日】河北省保定市雄県の法輪功学習者・楊智雄さん(58)は心身ともに健康になる気功「法輪功」を学んで、とても元気だった。しかし、当局の裁判所に法輪功を学んでいるとの理由で不当に懲役7年の実刑を下された。2021年4月、楊さんは冀東分局第五刑務所に収容された。刑務所で1年余り迫害を受けた楊さんは「多発性骨髄腫」になり、極度に痩せて衰弱した。

 先日、楊さんの家族は刑務所側からの電話を受け、楊さんが重病で唐山市協和病院のICUに入院したと告げられ、見舞に行くようにと言われた。

 これ以前にも、2022年5月と6月に刑務所側は家族に2回電話をした。1回目は楊さんの生活費500元の要求、2回目は楊さんの腰椎椎間板ヘルニアの治療費3000元の支払いの要求だった。

 今回、家族は電話を受けた後すぐに唐山協和病院に駆け付けた。そこでは、非常に痩せている楊さんが手足かせが付けられ、体にたくさんのチューブが挿入されていた。医者から「楊智雄さんは骨髄腫になっている。深刻な状況なので、輸血と免疫力アップする注射の治療をしている。体が元気になったら、化学療法をするつもりだ」と説明を受けた。

 楊さんを看護している警官は家族に小さい声で「早く家に連れて帰ったほうがいい。食べたいものを食べさせて、会いたい人に会わせてあげて」と言った。

 しかし、当局の迫害によって、楊さんの妻・祁葒瑾さんは出稼ぎに行って、数年も家に帰れず、音信不通になった。妻の母親も迫害されて死亡した。息子は親が繰り返し拘禁されたことと、中国共産党当局による法輪功への誹謗中傷の宣伝を信じてしまい、法輪功に対して誤解をし、父を釈放するための書類に署名をしようとしなかった。

 不当判決を3回受ける

 楊さんは河北省「法制日報」の元記者。その後、石家庄卓達不動産で販売の仕事をしていた。

 (一)

 2003年6月、楊さんは警官に連行され、懲役4年の実刑を言い渡された。妻の祁さんも法輪功を学んでいるとの理由で2年の労働教養処分を受けた。

 刑務所から出所した後、仕事を失い、アルバイトをして生活を維持していた楊さんは2008年、保定市にある洗脳班に1カ月ほど拘禁された。

 (二)

 2012年10月上旬、楊さんは北京中徳環境保護会社に就職し、販売の主任として、仕事を始めた。しかし、1カ月足らずの11月3日、勤め先の宿舎で雄県国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)の警官に連行された。そして、12月25日、雄県裁判所は楊さんに不当に開廷した。法廷で、楊さんは自己弁護し、無罪を主張したが、懲役3年の実刑を下され、2013年1月16日に唐山冀東刑務所に送り込まれた。

 (三)

 2019年9月26日、車に乗っていた楊さんは容城高速道路の検査所で容城県公安局の警官に拘束された。その後、警官は楊さんが法輪功学習者だと知り、雄安新区公安局に報告した。そして、新区公安局、容城公安局、雄県公安局の警官は楊さんの家へ行き、家宅捜索をした。容城留置場に数日拘束された後、楊さんは同年10月10日、雄県留置場に移され、引き続き拘禁された。

 2020年12月1日、楊さんは不当に裁判を受けた。裁判所は1人の弁護士を指定したが、楊さんは断り、自己弁護を行った。国保の警官は楊さんに数多くの罪名を着せ、楊さんに懲役7年の実刑を宣告した。しかし、楊さんはその判決書にサインしなかった。

 控訴した楊さんは12月9日、第2回の裁判を受けたが、原判決の維持との結果だったという。

 楊さんは刑務所に収容されてから、家族と電話もオンライン通話も許されなかった。家族は一度、刑務所へ行って面会を求めたが、コロナ蔓延の理由で、拒否された。そのため、かつてとても元気だった楊さんは1年あまり、刑務所に拘禁され、どんな迫害を受けたのかが知られていない状態である。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/7/29/446926.html)
 
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