2年6カ月の不当判決を受けた李艶霞さん 広東省女子刑務所に収監
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 【明慧日本2022年8月19日】広東省東莞市塘厦鎮の法輪功学習者・李艶霞さんは2021年9月に不当に懲役2年6カ月の実刑判決を言い渡され、罰金2万元(約40万円)を科された。2022年7月26日、李さんは広東省女子刑務所に移送された。

 李さんは2021年2月8日に不当に連行され、その後東莞市第二留置場に拘禁された。2021年8月17日、東莞市第二裁判所によりオンラインで開廷され、9月7日に判決を下された。李さんはこの裁判を不服として控訴したが、東莞市中級裁判所に原審のまま維持された。 

法轮功学员李艳霞

李艶霞さん

 事件経偉

 李さんは黒龍江省チチハルの人だが、長年南方で勤務していたため、東莞市に住み着いた。

 李さんはかつてひねくれた性格で怒りやすく、長年病気だらけだった。鼻の穴にできものができ、手術をして摘出しようとしたが、ちょうどそのとき法輪功に出会って習い始めたため、できものは自然に消えた。また、法輪功を習った李さんは優しい性格に変わり、心も善良になった。

 2021年2月8日、東莞市塘厦公安局国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)、田心派出所の警官らと住宅区の保安員など何十人かが李さんの家に押し入り、李さんを連行し、家宅捜索を行った。現金、携帯電話、パソコン、部屋の鍵、車の鍵など多くの貴重品を押収した。

 李さんを連行した後、派出所の警官らはまた何度も李さんの家に入り、家宅捜索を繰り返してからドアを封じた。李さん家族は事情を知った後、田心派出所に何度も電話で尋ねたが、いつもいい加減にごまかされた。

 李さんは田心派出所に連行された後、すぐに尋問された。2021年2月11日、李さんは東莞市第二留置場に収容される予定だったが、中共コロナ拡散の原因で、大有園工業区に30日以上拘禁された。3月10日、李さんの起訴書類は検察庁に提出された。

 2021年3月18日、李さんは東莞市第二留置場に入れられ、当日の夜8時過ぎまで尋問された。19日から24日までは、毎日午前10時から午後5時過ぎまで尋問されていた。その間、昼に饅頭1個と少しの水しか提供してくれなかった。李さんは痛めつけられて精神が恍惚となった。また、一つの部屋に38人が拘禁されており、環境は非常に悪かった。管理も厳しく、常に罵られたり、殴られたりした。

 2021年6月7日、李さんの書類は東莞市第二裁判所に回された。同年8月17日午前、李さんはオンラインで開廷された。

 2021年9月7日、李さんは懲役2年6カ月の実刑判決を言い渡され、罰金2万元を科された。押収された携帯電話は国に納入され、他の電子部品やパソコンなどはオークションで売却され、その売上金は罰金と相殺するという。他のものは強制処分されたが、ただし、現金や不動産、車は返された。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/8/13/447606.html)
 
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