合肥市蜀山区、4年間で40人以上の学習者に不当判決
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 【明慧日本2022年8月20日】(安徽省=明慧記者)不完全な統計によると、2018年から過去4年間、40人以上の法輪功学習者(以下、学習者)が安徽省合肥市蜀山区(しょくざんく)検察庁と蜀山区裁判所から不当な判決を言い渡され、全員が有罪になった。刑期は最長で5年6カ月、最短で6カ月、その他に執行猶予、身柄拘束、獄外処分(訳注:重病・妊娠・出産・授乳などによる刑務所外での服役)などが含まれている。また、判決には1000元から数千元の罰金が科される。

 2018年以降、合肥市で中国共産党(以下、中共)の検察官はいわゆる「指定管轄」を行い(訳注:本来管轄している裁判所とは別の裁判所で裁判を行うこと。このようにすることで、真相を理解したことにより本来管轄していた裁判所の裁判官が、法輪功への迫害に協力しないという事態を避けることができる)、学習者に対する迫害のすべての事件は、蜀山区検察庁と蜀山区裁判所によって審理されるべきであると規定している。

 合肥市肥東県の学習者・李翠萍さんは、2回の判決を言い渡され、洗脳班で迫害されたことがある。2021年9月上旬、李さんは銀行でお金を下ろしていたところ、再び連行され、10数日間洗脳班に拘束されており、非常に弱った状態で家に帰された。

 その後まもなく、合肥市蜀山区裁判所から、9月24日に裁判が始まるという知らせを受けた。開廷の日、極度に衰弱して歩けなくなった李さんは、数人の警官に無理やり車に乗せられ、裁判所まで連行された。そして、懲役3年2カ月の実刑判決を言い渡され、5千元(約10万円)の罰金を強要された。その後、健康診断で不合格となり、刑務所側に入所を拒否された。
 2021年12月中旬、李さんは心身に大きなダメージを受け、この世を去った。享年73歳だった。

 この四年以来、合肥市で判決を受けたか、裁判にかけられている学習者が40人以上いる。白友華さん、陳天霞さん、丁子清さん、段天俊さん、高宗華さん、郭恩惠さん、胡文業さん、何維玲さん、華学香さん、江兆英さん、蒋広雪さん、康启恵さん、孔凡珍さん、李彩侠さん、李翠萍さん(迫害で死亡した)、李国珍さん、李世英さん、李月蘭さん、劉莉さん、劉惕非さん、馬援軍さん、裴玲さん、彭玉信さん、孫方雲さん、孫士偉さん、湯菊章さん、王敦竜さん、王可珍さん、王秀英さん、呉偉明さん、徐敏さん、徐萍さん、楊亞軍さん、袁家琴さん、尹敏さん、翟亞男さん、張玲さん、張萍さん、張善英さん、張桃芝さん、章欣紅さん、趙美玲さん、鄭華さん、朱瑞英さんなど。そのうち、最年少は30歳未満、最年長は80歳以上。

 学習者への迫害案件を「指定管轄」機関で集中管理することは、中国の主要都市で行われている。これは、中共による法輪功への迫害が、ますます持続できなくなっていることを明確に示している。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/8/16/447734.html)
 
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