林顕臣さん 吉林刑務所に迫害され死亡
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 【明慧日本2022年8月21日】吉林省長春市九台区の法輪功学習者・林顕臣さんは2018年8月22日、警官に自宅から連行された。その後、林さんは懲役5年の実刑判決を受けた。吉林刑務所に拘禁された林さんは迫害され、危篤状態になったため、2021年9月14日にやっと「仮釈放」されたが、同年12月に死亡した。享年70歳。

 九台区葦子溝慶陽村に在住していた林さんは、法輪功を学ぶ前は、リウマチ、肩関節周囲炎、手のひらにできた皮膚病、胃病などを患っていた。1998年、法輪功に出会い、学び始めた後、すべての病気が完治した。

 しかし、1999年7.20、中国共産党の江沢民グループは法輪功迫害を引き起こした。政府に法輪功の無実を伝えようと、林さんは2000年のある日、北京へ行こうとしたが、長春駅で、チケットを買った後、駅派出所の警官に連行され、地元の公安局に送られた。15日間拘留された林さんは所持していた現金を押収され、家で飼っていた牛2頭も押収されてしまった。2001年4月、800元を払って牛を連れて帰ることができた。

 2002年3月12日、警官は林さんの自宅から『轉法輪』1冊、法輪功創始者の説法の録音テープ2つを押収した。2日後の夜8時過ぎ、警官は再び、林さんの家に押し入り、林さん夫婦を慶陽派出所に連行し尋問した。その後、九台拘留所に15日間拘禁された林さんは労働教養処分を1年あまり科された。その間、警官は絶えず、林さんの家に行き、家族に嫌がらせをした。そのため、林さんの妻は家から離れ、1年間の放浪生活を余儀なくされた。

 飲馬河労働教養所に拘禁された林さんは、強制洗脳、奴隷労働、小さい椅子に座らせるなどの迫害を受けた。教養所は法輪功学習者に「転向」をさせるため、毎月思想状況の報告書を書かせた。書かないと暴力を加えた。林さんは警官に殴打され、歯がぐらぐらになった。2002年9月7日、警官は1メートルのプラスチックの管で林さんを30分以上猛打し、背中に傷を負わせた。

 2018年8月22日、林さんは家に侵入してきた派出所の警官に連行された。警官は林さんの家から法輪功の書籍、パソコン2台、法輪功創始者の写真、法輪功の資料などを押収した。その後、警官は林さんを留置場に送った。

 1回目の裁判が行われたとき、林さんはサインを拒否した。2019年3月28日朝7時、裁判所は林さんに対して2回目の裁判を行ったが、30分で早々に終わらせた。

 2019年8月21日、長春市寛城区裁判所は林さんを含む3人の法輪功学習者に裁判を行い、林さんに懲役5年、罰金1万元の判決を言い渡した。2019年11月1日、裁判所は家族に通知せず、林さんを吉林刑務所に送り込んだ。

中共酷刑示意图:罚坐

拷問のイメージ図:小さい椅子に座らせる

 刑務所で林さんは夜中の12時まで、強制的に小さい椅子に座らされたことがある。2021年6月2日、刑務所側が家族に「林顕臣を吉林大学病院に送った」と、通知をした。6月17日、検査の結果、林さんは肝臓内の胆管に癌が発症していた。それでも、林さんは手錠と足枷をつけられていた。その後、林さんは新康病院に移された。

 3カ月かかって、やっと、治療のための「仮釈放」の手続きができ、林さんは2021年9月14日に帰宅した。そのとき、林さんはすでに極度に痩せ、食事が取れなくなっていた。そして、12月に林さんは冤罪を晴らせないまま、この世を去ったという。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/8/14/447636.html)
 
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