何度も迫害された重慶市の文啓恵さんが死亡
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 【明慧日本2022年8月28日】(重慶市=明慧記者)重慶市万州区の法輪功学習者・文啓恵さん(女性)は、1999年7.20 、中国共産党(以下、中共)による法輪功への狂気じみた迫害が開始されて以来、洗脳班や留置場に拘禁され、労働教養を強いられ、不当な判決を宣告されるなどの迫害を何度も受けてきた。迫害された文さんは、半身不随となり、2022年7月17日に死亡した。享年73歳。

 夫が早く亡くなったため、文さんは一人暮らしをしていた。法輪功を学ぶ前、文さんは多くの病気を患い、人生に対する自信を失っていたが、法輪功に出会った後、精神状態が一新され、病気から解放された。

 しかし、中共による法輪功への迫害が始まった後、万州公安局は、文さんが法輪功を放棄しないことを理由に、絶えず文さんを迫害してきた。2001年、文さんは万州区公安局龍宝支局第四派出所の警官らにより連行され、万州区地方税務局の洗脳班で、数人により暴力を振るわれた。

 2004年、万州区公安局高笋塘派出所の警官らは、文さんを連行し、1年間の労働教養を科し、重慶市茅家山女子労働教養所に拘禁した。

 2009年8月13日、万州区610弁公室と白岩派出所の関係者約10人らが、文さんの家に押し入り、多くの物を押収し、文さんを周家壩留置場まで連行し、1年6カ月の労働教養を強いた。

 2012年11月17日、文さんは万州区高笋塘のウォルマートで買い物をしていたところ、意識が朦朧として地面に倒れている高齢者を見かけた。すると、万州区望江派出所の警官らが、高齢者のかばんを引っ張り出してチェックし、高齢者にサインをさせようとしていた。文さんは数人の警官に「あなたたちは早くこの老人を家に送って休ませてあげて下さい。証拠探しや署名をさせる場合ではありません」と言うと、警官は高齢者を置き去りにして「お前はあいつの仲間だ」と言いながら、文さんを望江派出所まで連行した。当日の夜10時、文さんはようやく解放され帰宅した。

 2014年9月11日午前、文さんと牟秀雲さんは万州区の平和広場で私服警官に連行され、洗脳班に送られた。その後、万州区裁判所に懲役3年の実刑判決を言い渡された。2人とも高等裁判所に控訴したが、一審判決が維持された。

 重慶女子刑務所で、文さんは残酷な迫害を受け、警官に殴り倒されたことがある。2017年に帰宅した文さんは、地元の住民委員会の関係者による嫌がらせを受け続けていたため、半身不随になった。

 万州区政法委、610弁公室、公安局、国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)の指示のもとで、万州区社会保険局は2020年9月から、文さんの退職年金を差し引き、本来月数千元の年金を毎月500数元にまで減らした。その結果、文さんは普通の生活ができなくなり、大きなプレッシャーを抱えて、体調もますます悪化し、2022年7月17日に死亡した。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/8/24/448041.html)
 
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