師父からの励まし
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文/オランダ滞在の大法弟子

 【明慧日本2022年8月28日】2021年の初め頃、オランダの雪は溶ける気配もなく、透明なガラスのようにピカピカの氷になっていました。元旦に、真相を伝える電話をしたのですが、その日の電話の効果は確かに良いものでした。中国も休暇の時期に入ったことが原因であるかもしれませんが、中国の人たちは良く電話に応答してくれて、数分、十数分、20~30分聞いた人もいれば、48分も聞いて、さらに「三退」した人もいました。

 5時の正念が終わって、以前から、娘の家で一緒に夕食をする約束をしていたことを突然思い出しました。その日は孫の誕生日でもあり、私は電車に間に合うように急いで駅に向かっていました。自宅から歩いてわずか5分のところで、雪の上で滑って転び、動けなくなるほどの痛みで地面に座り込んでしまいました。時間が長くなると、座っていた場所の氷が溶けて、ジーンズはすっかり濡れてしまい、痛みと寒さで座っている状態から立ち上がることができなくなりました。その時「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」という言葉が、静かに心の中から湧いてきました。

 顔を上げると、突然、師父が目の前に現れました! 師父は慈悲深い笑顔で私を見ておられ、私は涙を浮かべながら両手を合わせてお礼を申し上げました。 そのとき、私は師父がいつも私たちのそばにおられると確信しました。私は心の中で「師父、ありがとうございます!」と叫び続けていました。

 ほどなくして、オランダの青年が二人やって来て、私を引っぱり起こして家まで送ってくれました。私がお礼を言おうと思ったら、あっという間に親切な青年は姿を消しました。不思議に思った私は、師父への感謝の気持ちでいっぱいになりました。これは、師父の按排だと分かりました。

 歩けないから娘の家には行かないことにし、娘にも心配させたくないので、教えませんでした。そのあと、娘はやはり私のことを心配して文句を言いました。夜、同修と一緒に学法したとき、法を読む力が弱いと感じました。夜寝るときも横になれず、朝はベッドから起きられず、寝返りをするだけでも全身に痛みが走りました。2日も過ぎましたが、まだ煉功ができなくて、食事も摂っていませんでした。どうしょうと思ったその時、師父の説法が一文字一文字はっきりと現れました。「あなたが真に修煉を貫き、人心を取り除くことができれば、一秒足らずであなたの病状は全てなくなります」 [1]。金色の光と金色の糸を伴った文字が、華やかで淡い赤紫の絹のような空に現れ、とても美しかったです! 慈悲で慈愛にあふれている師父が微笑んで自分を見ておられるのを見て、私は感激しました! もう一度、両手を合わせて感謝の気持ちを込めてお礼を申し上げました。

 朝、いつものように発正念をしようと思い、結跏趺坐も簡単にできるような気がしました。発正念を終えた後「起きなきゃ、頑張って起きないと! 2日間も煉功していないのだから、煉功する!」と思いました。この一念は本当に効きました。本当にゆっくりとベッドから起き上がれるようになり、一歩踏み出したら壁につかまって立ち止まり、いつもの煉功用の座布団までたどり着きました。しかし、やはり身体全体に力がないと感じ、煉功動作もいつものように正しくできず、どうしてもクリアできない動作がありましたが、休憩を挟んで一日中ずっと煉功をしていました。足がむくんでいたのですが、我慢しながら1時間結跏趺坐をして、第五式の功法をようやく終えることができました。

 第一、三、四、五式の功法を終えて、午後5時の正念を発した後、1時間の法輪樁站(ファルンとうほう)をしようと思いました。普段なら楽にできて幸せなことですが、今はちょっと緊張して、じっと立っていられるかどうか、少し不安になりました。煉功のときに、とても強いエネルギーに包まれている感じがして、大きな拍手と笑い声が聞こえてきたのです。私はすぐに「私の煉功を邪魔するな! さもなければ発正念をするぞ」という一念を発しました。すると、拍手の音が消えました。そして、心の中で「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」と唱え続けました。 このように、第二式の站樁(たんとう)を1時間煉ることができました。

 その瞬間、すべてが静になり、普段通りに戻りました。そのとき、慈悲深い師父のアメリカ法会を開いたときと同じような爽やかな笑い声が聞こえました。私は両手を合わせて、もう一度師父に感謝しました。師父はこのように説かれています「皆さんは残りのことにしっかり取り組み、悔いのない修煉過程をもって未来へ向かってください」 [2]。私は心の中で「はい! 弟子は必ず師父の教えに従い、最後の道を正しくしっかりと歩みます!」と言いました。

 慈悲で偉大なる師父に感謝いたします! 比して学び比して修す、ともに精進している同修の皆さん、ありがとうございます!

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『ヒューストン法会での説法』
 [2] 李洪志師父の経文:『カナダ法会へ』

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/8/25/446108.html)
 
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