福建省の退職教師は女子刑務所に送り込まれる
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 【明慧日本2022年8月30日】福建省南平市浦城県の警官は2022年6月、法輪功学習者・尹昇妹さん(62歳女性)を自宅から連行し、直接福建省女子刑務所に送り込んだ。

 尹さんは浦城県臨江中学校の退職教師である。2010年、尹さんは心身ともに健康になる気功・法輪功を学び始めた。法輪功の恩恵を受けた尹さんはその後、周りの人々に法輪功の素晴らしさと、法輪功が迫害を受けている真実を伝えていた。

 2016年10月28日、出勤途中の尹さんは以前の教え子に会い、法輪功の真実を話したとして、臨江派出所の警官3人によって連行された。警官らは尹さんが所持していた法輪功書籍、mp3、mp4、USB、法輪功の資料などを全部押収した。その日、尹さんは武夷山留置場に送られて拘禁された。

 その4日後、国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)と臨江派出所の警官4人はビデオカメラを持って、尹さんの家に行き、家宅捜索をした。警官は尹さんの家にある法輪功の資料、mp3、mp4などの私物を押収した。

 尹さんは、7日間拘禁されて帰宅したが、毎日24時間居住監視下に置かれた。

 その後、検察官は尹さんを訪ね、事情を聞いた。尹さんは「法輪功学習者は善を修めていて、良い人です。悪い事は一切しません」と話した。

 それから、検察官も裁判官も、尹さんが罪を犯していないとわかっていながら、尹さんに対して不当な裁判を行った。

 ある学習者はある裁判長に「私たち学習者が悪い事をしていないと知っているのに、なぜ、判決を下すのですか?」と聞いた。すると、裁判長は「あなたたちを刑務所に行かせなければ、代わりに私が行かなければならないからだ。これが私の任務だ」と答えたそうだ。ということは、学習者が罪を犯していなくても、判決を下すのだ。ですから、尹さんが裁判を受けなければならない理由がそこにある。

 2017年1月9日、尹さんは裁判を受けた。法廷で尹さんは「法輪功は良い人になることを教えています。法輪功を学ぶことによって健康になり、道徳の向上ができます。学習者たちは仕事を真面目にやり、他人のことを優先に考え、悪い事はしません。法輪功は良い功法です」と話した。

 しかし、2017年5月17日、尹さんは懲役2年の判決を宣告された。判決を不服とした尹さんは南平市中級裁判所と福建省高級裁判所に控訴したが、何の結果も出してもらえなかった。尹さんは1年あまり、家から離れ、放浪生活を余儀なくされた。警官は尹さんの行方を追うため、尹さんの親戚や友人宅に行って嫌がらせをした。

 2020年1月、中共当局の関係部門は尹さんの年金支給を停止した。

 2022年6月、福建省の多くの県、市で法輪功学習者に対する大規模な連行行動が行われ、尹さんもそのときに連行されたが、直ぐに福州市連江女子刑務所に送られ拘禁されたという。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/8/23/447992.html)
 
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