【明慧日本2022年9月1日】(四川省=明慧記者)四川省古藺県の法輪功学習者・羅正貴さん(87)は、中国共産党(以下、中共)の警官により「住居監視」が実施された後、迫害を避けるために、放浪生活を余儀なくされた。その間に危篤状態に陥り、自宅に戻った10日後の2022年7月6日に亡くなった。
羅さんは1999年4月に法輪功を学んだお陰で、胃癌が回復し、心身とも健康になり家庭も幸せになった。
しかし、中共による法輪功への迫害が20年以上続く中で、法輪功を学び続けた羅さん夫妻は、何度も家宅捜索を受けて拘禁され、洗脳班に送られたことがあり、夫妻はそれぞれ2回不当な判決を下されたこともある。また、年金の支給も停止され、自宅は占拠され、家庭は崩壊した。
2021年11月5日午後3時ごろ、古藺県公安局の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)の大隊長は10数人の私服警官を連れて、銀行から帰宅途中の羅さんを連行した。その後、警官は羅さんの家に行き、ドアを壊して侵入し、家宅捜索を行った。
警官は羅さんの家でビデオ撮影や録音をし、多くの家財を押収した。羅さん夫妻に見せた「捜査証」には公安局長のサインや、捜査の理由などが書かれておらず、ほとんど空白だった。古藺県公安局に連行された羅さんは、尋問された後、指紋、手形を取られて、古藺県人民病院に送られ、身体検査を受けた。深夜になって、ようやく帰宅させられた。
羅さんが帰宅した直後、羅さん夫妻に対する「住居監視」が実施された。迫害を避けるため、羅さん夫妻は半身不随の母親を身内に託し、故郷を離れざるを得なかった。
数カ月に及ぶ放浪生活と恐怖の圧力の中で、羅さんは体調が悪化した。そして 危篤状態の羅さんは、故郷に戻った。2022年6月30日、羅さんの義母は亡くなり、その数日後の2022年7月6日、羅さんは死亡した。