【明慧日本2022年9月2日】黒竜江省大慶市の法輪功学習者(以下、学習者)・孫文忠さんは2022年1月8日、市林甸県公安局の警官に身柄を拘束された。市譲胡路区裁判所は孫さんに2回不当な裁判を開いた。最近の情報によると、孫さんは懲役3年6カ月の不当な判決を宣告されたが、控訴したという。法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが1999年以来中国共産党によって迫害されている。
事件の流れは下記の通りである。
4人の学習者は身柄を拘束
2022年1月8日午前11時ごろ、大慶市の学習者・孫徳国さん、代志東さんは車で林甸県へ商品を届けに行った。途中のガソリンスタンドで法輪功の無実が書かれた資料を人に渡したとして、中国共産党による法輪功への誹謗中傷を信じる人に通報された。道路で警官に止められ、4、5人の警官に林甸県公安局に連行された。
午後4時ごろ、林甸県公安局国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)の隊長・魏芳などはサルト区の育才コミュニティーに侵入し、押収したカギを使って、孫徳国さん、張立国さん、孫文忠さんのシェアハウスのドアを開けた。捜索状、警察手帳など提示しないまま、部屋に押し入り、パソコン、現金、書籍などの私物を押収し、家にいた張立国さん、孫文忠さんの身柄を拘束した。
代志東さんは他界
代さんは魏芳などの警官に家宅捜索され、5000元(約10万円)の現金を押収された。その後、警官にいわゆる一時出所費用1万元(約20万円)を強要された。2022年1月9日に帰宅できたが、2月11日、他界した。
孫文忠は迫害される
林甸県公安局は孫さんを連行した当日、『刑法』300条のいわゆる「国家の法律実施を破壊する」罪として、刑事拘禁した。孫さんは市泰康留置場に拘禁された。家族は孫さんがどの法律に違反したのかと聞くと、魏芳に「これ以上法律のことを言うと、お前らも捕まる」と脅かされた。
2022年2月14日、孫さんに対する逮捕状が発付された。孫さんは泰康留置場で3カ月あまり拘禁されてから、市留置場に移送された。
4月14日、孫さんの案件は市譲胡路検察庁に起訴され、4月29日に市譲胡路区裁判所に提出された。
6月10日午後、弁護士と家族に知らせないまま、孫さんは譲胡路区裁判所にオンラインで開廷された。開廷時間は30分未満で、孫さんは自ら無罪弁護をしたが、裁判官の張欣楽に止められ、いい加減に終わらせた。
6月30日、孫さんは再び譲胡路区裁判所にオンラインで裁判を開かれた。譲胡路区検察庁の起訴者側の王欣、封光は刑法300条の「邪教を利用して国家の法律実施を破壊する」という罪で起訴したが、弁護士は法で定められた14の邪教の中に法輪功が入っていないこと、起訴は法律の根拠がないことを指摘した。しかし、譲胡路区裁判所は法律を無視して孫さんに懲役3年6カ月の不当な判決を宣告した。