8月、57人の法輪功学習者に不当な判決(二)
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 (前文に続く)

 【明慧日本2022年9月12日】

 二、中共は60歳以上の法輪功学習者19人に迫害

 明慧ネット報道の統計によると、8月において、60歳以上の法輪功学習者(以下、学習者)19人は中共によって不当な判決を宣告された。最年長者81歳、以下、80代は3人、70代は7人、60代は9人である。

       2022年8月、60歳以上の学習者が受けた判決と罰金の統計表

名前 区・県 刑期 罰金(元) 年齢
劉宝蓮 遼寧省 錦州市 凌海市 1年、2年猶予 2000 81
黄征 江蘇省 苏州市   3年半 4000 80
李淑芳 遼寧省 錦州市 凌海市 1年 2000 80
陳文学 遼寧省 錦州市 凌海市 1年 2000 77
梅玉鳳 江西省 南昌市   2年   76
成梅花 広東省 清遠市 連州市 5年 30000 73
畢桂英 遼寧省 丹東市   1年6カ月   73
黄敬茹 吉林省 長春市   3年6カ月   70
康桂雲 遼寧省 錦州市 凌海市 2年半 5000 70
謝世英 四川省 成都市 新都区 不詳   70
余子群 四川省 眉山市 仁寿県 1年   67
黄伯鳴 広東省 河源市 連平県 3年6カ月 4000 65
荘蝦昌 広東省 汕尾市   5年6カ月 20000 64
黄懐洲 四川省 成都市 新都区 3年   63
薛玉春 山東省 青島市   3年   62
郭金山 北京市     1年4カ月   61
張英玲 遼寧省 錦州市 凌海市 3年 5000 61
張訓菊 四川省 成都市 新都区 10年   61
劉玉栄 遼寧省 錦州市 凌海市 1年 2000 60

 迫害の実例:

 湖南ゲン陵県の83歳のエンジニアは刑務所で迫害

 明慧ネット2022年8月28日の報道によると、ゲン陵県水利局のエンジニア、83歳の李典型さん(男)は法輪功を学んで、人々に法輪功の素晴らしさを伝えたとして、中共裁判所に懲役6カ月の不当な判決を宣告された。2022年7月14日、李さんは攸県網嶺刑務所に連行され、迫害され、高血圧、痛風、高熱の症状が出た。

 李さんは湖南省懐化市ゲン陵県水利局のエンジニアで、水電局の元副局長である。コツコツと働き、過労でいろんな病気を患った。1998年、李さんは法輪功を学びはじめて、吐血の症状と痛風が消え、国の高額医療費を節約でき、健康を取り戻してより仕事に成果を出した。

 しかし、李さんは法輪功を学び、法輪功の無実を伝えて資料を配布したとして、何度も拘束されたことがある。2020年11月、李さんは法輪功の資料を配布した時、中共による法輪功への誹謗中傷を信じる人に通報され、身柄を拘束された。2021年1月8日一時釈放され帰宅した。

 その後、法曹機関は李さんを罪に陥れた。2021年11月30日、李さんはゲン陵県裁判所に懲役6カ月、罰金2000元(約4万円)の不当な判決を宣告された。

 李さんは法輪功を学ぶことが合法であると主張し、中級裁判所に控訴した。2022年2月8日、中級裁判所は原審を維持した。2022年7月14日、李さんは攸県網嶺刑務所に連行された。

 現在の情報によると、李さんは迫害により、高血圧、痛風、高熱の症状が現れ、2回入院したという。

 山東省濰坊市の王志耕さんは懲役3年の不当な判決

 濰坊市高新区の警官・王など4、5人は2022年8月15日午前10時ごろ、学習者・王志耕さん(82)の貸家に侵入し、北海路派出所に連行した。派出所の警官は裁判所の人員を呼び、起訴状、召喚票、居住監視決定書を渡し、王さんの息子に迎えに来るようにと知らせた。

 8月26日午前、公安局、裁判所、検察庁の8、9人は王志耕さんの息子宅でいわゆる「審判」を開き、懲役3年、罰金5000元(約10万円)の不当な判決を宣告した。その後、王志耕さんを市第二人民病院へ連れて健康診断を受けさせ、留置場に送ろうとした。当日は時間が遅くなったため、次の月曜日に送ることになった。情報によると、関係者は7月から王さんを尾行していたという。

 王志耕さんは教師で、法輪功を学んでから心身とも恩恵を受けている。しかし、1999年7.20迫害が始まって2日後、「転向班」に送られ、毎日法輪功を誹謗中傷するビデオを見せられていた。20日近く拘束されて、1000元(約2万円)を強要されて帰宅したが、拘束期間中、家財を押収された。2000年2月16日、法輪功への迫害停止を呼びかける陳情書に署名したとして、1カ月拘禁され、その期間、路上の木に4時間縛られて見せしめにされた。また、氷の上に数時間座らせられたり、走らされたり、平手打ち等され、罰金1万元(約20万円)の迫害を受けた。

 2013年6月の初め、王さんは法輪功の無実が書かれたスローガンを貼り付けたとして、奎文支局に身柄を拘束され、洗脳班で1日拘束された。その期間、鉄の椅子に座ることを強制され、家族が2万元(約40万円)を強要されてから解放された。

 遼寧省凌海市裁判所は学習者7人に不当な判決

 明慧ネット2022年8月17日の報道によると、遼寧省錦州市凌海市裁判所は学習者7人に不当な判決を宣告した。そのうち、張英玲さん、金暁梅さんは懲役3年、罰金5000元(約10万円)、康桂雲さんは懲役2年6カ月、罰金5000元、劉玉栄さん、李淑芳さん、陳文学さんは懲役1年、罰金2000元(約4万円)、劉宝蓮さんは懲役1年、執行猶予2年、罰金2000元である。

 康桂雲さんは錦州市凌河区南京路火力発電所の近くに在住。2021年11月27日午前9時ごろ、市公安局太和支局の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)のリーダー・劉長傑、李蕾をはじめ、国保の警官と管轄区の派出所は康さんの身柄を拘束し、家財を押収した。同じ日に、張り込みの警官は学習者・康桂雲さん(70)、劉宝蓮さん(81)、陳文学さん(77)、李淑芳さん(80)、劉玉栄さん(60)、金暁梅さん(52)、張英玲さん(61)、張淑媛さん(81)、張素琴さん(72)、王さん(80)、李維新さん(84)11人の身柄を拘束した。

 2021年12月16日、錦州公安局太和支局の国保の警官は学習者・金暁梅さん、張英玲さん、陳文学さん、李淑芳さん、劉玉栄さん、康桂雲さん、劉宝蓮さん7人の案件を凌海検察庁に提出し、逮捕状を求めた。

 2022年1月20日、太和支局の国保の警官は再び学習者を起訴したが、証拠不足のため、2月18から3月16日まで案件が戻された。4月11日、再度凌海検察庁に提出した。

 7月13日午前9時過ぎ、凌海市裁判所は7人に対して裁判を開いた。そのうち、康さんと劉宝蓮さんは一時出所中のため、市裁判所で、ほかの5人は錦州市留置場のオンラインで裁判を受けた。

 11年半拘禁された上海の羅偉さんは再び不当な判決に

 上海市徐匯区の学習者・羅偉さん(68)は2021年3月1日、自宅で普陀区の警官に身柄を拘束され、普陀区留置場で拘禁された。2022年8月4日午後2時ごろ、普陀区裁判所は羅さんに懲役1年6カ月の不当な判決を宣告した。

 羅さんは上海石油会社の元職員である。法輪功を学んでから「真・善・忍」に従い、心身とも恩恵を受けた。しかし、中共による法輪功への迫害で1回労働教養処分を処せられ、2回不当な判決を宣告され、合計11年6カ月刑務所で拘禁された。

 2000年2月15日の昼、羅偉さん、妻の池波さん、娘の羅丹さん、ほかの学習者数名と天安門広場に行き、国旗ポールの西側で「法輪大法は素晴らしい」の横断幕を開いた。羅さん一家は上海に戻ると、徐匯区留置場で1カ月拘禁され、羅さんはその後、1年6カ月の労働教養処分を科された。

 2002年1月末、池波さんは法輪功の資料を配布した時に身柄を拘束された。その後、羅さんと娘も相次いで徐家匯の警官に身柄を拘束された、羅さんは懲役3年、池さんも不当な判決(年数不詳)を宣告された。当時17歳の羅丹さんは上海市法制教育学校に連れられて洗脳を受けた。羅偉さんは拘禁されていた期間、職場から公職を追放された。

 2009年3月10日、羅偉さんは上海市金山区公安支局の警官に身柄を拘束され、家財を押収され、金山留置場で拘禁された。その後、懲役7年の不当な判決を宣告され、上海市提籃橋刑務所に移送された。

続く
 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/9/3/448469.html)
 
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