2022年7~8月、1850人の学習者 連行、嫌がらせを受ける(一)
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 【明慧日本2022年9月19日】(明慧記者)明慧ネットの報道によると、2022年7月から8月までの間に、少なくとも1850人の法輪功学習者(以下、学習者)が中国共産党(以下、中共)の警官に連行され、嫌がらせを受けた。うち1043人が不当に連行され、807人が嫌がらせを受けた。また、614人が家宅捜索を受け、62人が強制的に洗脳班に送られ、14人の年配学習者が年金を停止され、23人が迫害されてやむを得ず家を離れ、31人が強制的に頭髪と血液を採取され、手形と足型を取られ、録音をされた。迫害された学習者の中に公務員、会社役員、准教授、教師、医者、上級エンジニア、会計士などの各業種のエリートが含まれている。

图1:2022上7~8月中国法轮功学员遭中共迫害人次统计

2022年7~8月、迫害を受けた中国国内の学習者の延べ人数統計表

 明慧ネットの報道によると、2022年7~8月に、さらに18人の学習者が迫害により死亡したことがわかった。うちの13人は連行された後、あるいは長期的に嫌がらせを受けたことによって死亡した。8月には、60歳以上の年配の学習者197人が連行され、嫌がらせを受けた。

 不当な連行と嫌がらせは中国の29の省、自治区、直轄市に及んだ。連行が最も深刻な地域は、黒龍江省235人、山東省156人、河北省101人、吉林省95人、遼寧省89人、北京市73人、四川省62人、湖北省45人であった。

 7~8月、警官は家宅捜索を行った際、学習者から61万1727元と2811ドルを不当に押収した。

图2:2022年1~8月中国法轮功学员遭中共迫害人次统计

2022年1~8月、連行、嫌がらせ、判決、洗脳迫害をされた学習者の延べ人数

 1月から8月までの間に2468人の学習者が不当に連行された。内訳は1月269人、2月151人、3月198人、4月232人、5月266人、6月309人、7月637人、8月406人である。

 1月から8月までの間に2067人が嫌がらせを受けた。うち1月は219人、2月は140人、3月は145人、4月は185人、5月は316人、6月は255人、7月は402人、8月は405人である。

 一、2022年7~8月、1043人の学習者が連行される

图3:2022年7~8月中国各地区法轮功学员遭绑架骚扰迫害人次统计

2022年7~8月に連行、嫌がらせを受けた中国各地の学習者の延べ人数統計

 ◎迫害の実例

 1、北京の警官は学習者73人を連行、70代の張秀芬さんは殴られ数カ所骨折

 2022年7月以来、北京の公安局、国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)、派出所およびコミュニティの関係者らが、中共の「20回大会」を口実に、学習者に対して嫌がらせを働き、少なくとも73人の学習者と2人の親族(学習者ではない)を連行し、家宅捜索を行った。さらに多くの学習者が監視、ドアノック、ビデオ撮影、署名の強要をされた。

 北京市豊台区の学習者・張秀芬さん(70代)は7月5日、帰宅途中で、豊台区青塔派出所の警官らに不当に連行され、そして、青塔派出所で警官4人、補助警官4人、計8人の警官に暴力を振るわれた。

中共酷刑示意图:殴打

拷問のイメージ図:暴力を振るわれる

 豊台区610弁公室の関係者が張さんの鍵を持ち、数人の警官を連れて張さんの自宅に侵入し、法輪功の書籍十数冊、法輪功創始者の写真、数冊の『明慧週刊』と『正見週刊』、および1500元の現金を押収した。

 張さんは重傷を負ったため、入所の基準に満たさず、2日後に保釈されて帰宅した。その後、張さんは航天中央病院で受診したところ、胸椎と肋骨の骨折、腰椎の圧迫骨折と診断された。

 2、黒龍江省は学習者235人を連行 98歳の年配者も含まれる

 7月11日以来、黒龍江省の多くの市と県は、学習者への嫌がらせや連行を頻繁に行っている。佳木斯市の警官は学習者が見つからないと、家族を人質として連行し、さらに家族に対していろいろと脅した。また、一部の国保の隊長は学習者の玄関前で、「ドアを開けないのは法律執行に協力しないことだ、どうしてもドアを開けなければ、強制的にドアをこじ開けるぞ」と公然と叫んだ。

 今回の黒龍江省内各地の連行は、黒龍江省公安庁が統一的に計画した迫害行動である。各地の公安局と公安支局は、事前に把握した学習者のリストを各派出所に割り当て、いかなる法的な手続きも提示せずに、直接自宅に行き連行して家宅捜索を行い、法輪功関連の物品、資料を見つけると「証拠」として、学習者を拘禁する。

 7月12日、大慶市龍南支局の警官は、98歳の李さんを含む少なくとも11人の学習者を連行した。 7月と8月、黒龍江省で235人の学習者が不当に連行された。

 ハルビン市道里区の学習者・呂巍さんは、高校の英語教師だったが、何度も迫害されて公職を除名された。2022年7月11日の朝、十数人の警官が呂巍さんの自宅に押し入って家宅捜索を行い、呂巍さんを連行した。現在、呂巍さんは不当な判決に直面しており、弁護士や家族との面会を許されない状況にいる。

'呂巍'

呂巍さん

 2022年7月21日、米国ワシントンDCで1500人以上の学習者が集会とパレードを行い、中共による23年間法輪功への残酷な迫害を制止するよう呼びかけた。呂巍さんの姉・呂娜さんは集会のスピーチで、米国政府および世界中の各界の善良で正義のある人々に、中共当局に拘禁されている妹の呂巍さんを救出するよう呼びかけた。

'图说:吕娜在集会上呼吁各界善良正义人士营救妹妹吕巍。'

集会でスピーチをする呂娜さん

 今回の中共警官による家宅侵入、連行、家宅捜索に対し、呂娜さんは、新唐人テレビ、大紀元、希望の声、明慧ネットなどのメディアで中共の犯罪行為を暴露した。呂娜さんは、「国際社会で妹の救援を呼びかけ続けたいと思います。中共が迫害を終わらせない限り、中共とその関係者の犯罪行為を世界に暴露し続けます」と語った。

 (続く

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/9/13/448954.html)
 
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