瀋陽の元警官・劉雁さん 刑務所で拷問
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 【明慧日本2022年9月20日】遼寧省瀋陽市の法輪功学習者・劉雁さん(男性)は、2019年7月11日に瀋陽市和平区吴淞派出所の警官らに連行され、2019年11月に和平区裁判所で懲役3年6カ月の判決を言い渡された。劉さんは大連市刑務所の第6監区に拘禁されている。

 劉さんは元警察の技術者であり、任期中に法輪功への信仰を放棄しなかったために、劉さんは仕事を辞めさせられた。法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。

 情報筋によると、劉さんは迫害に抗議するために何度もハンガーストライキを行い、灌食された。劉さんは重度の栄養失調で、体重はわずか40kgになった。顔や体にたくさんの傷があった。劉さんを拷問した者には、受刑者の李琦、王東、看守の孫思明も含まれている。

 2001年3月14日、劉さんは法輪功迫害に関する情報資料を配布したとして最初に連行された。劉さんは皇姑区拘置所に拘留され、その後張士強制労働収容所に1年間拘禁された。看守は彼の睡眠を奪い、無理やりしゃがませた。劉さんはまた、寒い冬に暖房のない部屋で壁に向かって立つことを余儀なくされた。

酷刑演示:电棍电击

拷問のイメージ図:数本の電気棒で電気ショックを与える

 劉さんは 、2004年2月25日に再び連行された。警官らは劉さんを夜通し取り調べた。彼らは真夜中まで電気棒で劉さんの腕、脇の下、首、頭の後ろに電気ショックを与えた。次に、彼らは劉さんの背中の後ろに手錠をかけ、後ろから腕を引っ張って手首で吊るした。拷問は数時間続き、劉さんは、腕の耐え難い痛みで苦しんでいた。その後、警官が眠りについたとき、劉さんは逃げようとした。劉さんが建物を出る前に警官が目を覚まし、劉さんを捕えた。彼らは交代で劉さんの頭を殴った。劉さんは内出血で目が真っ赤になり、意識が半分薄れた。

 劉さんはその後、張士強制労働収容所に3年間拘禁された。殴打による負傷のため、医師は重篤な状態として通知を発行した。その後、当局は劉さんを釈放した。さらなる迫害を避けるため、強制労働制度が廃止されるまで、劉さんは10年近く放浪生活を余儀なくされていた。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/8/24/448002.html)
 
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