2年間拘禁された広東省の林武さん 家族が加害者に苦情申し立て
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 【明慧日本2022年9月21日】広東省茂名市の法輪功学習者・林武さん(58歳男性)は2020年8月14日、茂名市高新技術公安分局に連行された。茂名市第一拘置所に2年間拘禁された。法輪功は世界の人々に親しまれる伝統修煉法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。

 林さんの家族は最近、林さんの連行事件に関与した19人の加害者に対して苦情を申し立て、当局に林さんの案件を取り下げて釈放するよう求めた。

 林さんが2020年8月14日に食料品の買い物から戻ったときに、茂名市高新技術公安分局の2人の警官が駆けつけ、林さんを抱きかかえた。林さんは強盗だと思い反抗した。警官は電話をかけ、さらに3人の警官が現れた。彼らは林さんを床に押さえつけ、家の鍵を取り上げた。その後、彼らは林さんの家を家宅捜索し、法輪功の本やその他の私物を押収した。

中共迫害法轮功学员的刑具:铁椅子

拷問のイメージ図:鉄の椅子

 正午頃、林さんは高新技術公安分局に拘留された。さびた冷たい鉄の椅子に座らされ、手首と足を縛り付けられた。翌日(15日)の午前2時までに、5人の警官が林さんに、脅迫、虐待、その他の心理的攻撃、騙し、その他の手段を用いて、林さんに質問に答えさせようとした。林さんは何の質問にも答えなかった。

 尋問が終わったあと、林さんは警官らに茂南区病院に連れて行かれた。身体検査の結果、林さんは重度の心臓病であることが判明したにもかかわらず、警察は林さんを茂名市第一拘置所に拘留した。その間、当局は林さんの年金のほとんどを停止し、月額6,000元から900元に減らした。

 茂南区検察庁は9月18日に林さんの逮捕を許可し、2021年1月初旬に林さんを起訴した。林さんの弁護士は 2021年12月1日まで林さんと面会することを許可されなかった。検察官・余華丹は林さんとの面会を禁止し、この案件を茂南地方裁判所に引き渡し、すでに担当していないと述べた。

 林さんは茂南区裁判所による審理を待っているが、今年8月、林さんの家族は、林さんの案件を担当した19人の加害者に対して訴えを起こした。

 林さんの家族は次のことを要求した。

1、19人の加害者は刑事上の責任を問われる。

2、茂南区検察庁は林さんに対する起訴状を取り下げる。

3、茂名市高新技術公安分局は林さんの訴訟を却下する。

4、茂南区裁判所は林さんに無罪判決を下す。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/8/5/447266.html)
 
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