遼寧省の張翠さん 不当に刑務所に移送される
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 【明慧日本2022年9月21日】遼寧省大連市の法輪功学習者・張翠さん(50代女性)は、法輪功を実践していることを理由に2020年9月16日、龍王塘派出所の警官らに連行され、起訴された。1年後の2021年9月16日、張さんは甘井子区裁判所に懲役2年6カ月の不当判決と2万元の罰金を言い渡された。年金の支給も停止された。

 法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。

 2022年8月初旬、張さんの家族が地元の拘置所に預金を預けに行ったところ、張さんの口座が閉鎖されていることを知って驚いた。数日後、心配した家族は遼寧省女子刑務所の音声ガイダンスから、張さんが遼寧省女子刑務所に拘禁されていることを知った。

 最近、張さんの家族は刑務所の看守からの電話を受けた。看守は「私は張さんに法輪功を放棄するよう勧めた。張さんを釈放するので、あなた達は法輪功についてこれ以上張さんに話してはならない。張さんは刑務所に拘禁されたばかりなので、すぐにあなた達は面会できないが、張さんに手紙を渡すことはできる」と言った。

 張さんの家族は後に、遼寧省女子刑務所の第12区は「矯正監区」とも呼ばれ、法輪功学習者を迫害するために設置されたと知った。

 張さんの連行と判決は、張さんの家族に大きな打撃を与えた。張さんの夫は、工事中に事故に遭い、数年前から寝たきり状態になり、自立生活ができなくなった。それから、張さんは毎日、夫に食事、寝返り・排便・入浴などの介助をしなければならない。そのうえ、姑(80代)の世話もしなければならない。張さんは「法輪功を学んで、法輪功の教えの『真・善・忍』に従って自分を律しているため、介護は大変ですが、恨みも後悔もしないで夫の世話をしています」と話した。

 2020年10月18日、張さんは大連市姚家留置場に送られ、拘禁された。介護人の張さんがいなくなり、夫は養老施設に送られた。

 2020年10月30日、張さんの案件は大連市甘井子区検察庁に渡された。11月25日、張さんは検察から同区裁判所に起訴された。そして、2021年6月、張さんは年金の支給も停止された。

 2021年9月16日、裁判所はオンラインで張さんに対する裁判を行った。

 2021年11月上旬、甘井子区裁判所は法律に従わず、張さんに判決と罰金を下した。張さんは不服として、大連市中級裁判所に上訴したが、中級裁判所は原判決維持の判決を下した。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/8/27/448144.html)
 
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