【明慧日本2022年9月30日】山東省膠州市の法輪功学習者・張秀蘭さんに対する裁判が、8月23日午前、黄島区で開かれた。家族の傍聴は許されず、懲役8年を不当に宣告された張さんは、判決を不服として控訴した。
情報筋によると、張さんは現在、極度に衰弱しており痩せているという。重体に陥っている張さんは留置場で転向、判決書にサインを強いられた。サインを拒否した張さんは刑務所の警官に暴力を振るわれた。
張さんの家族及び弁護士は関連部門に、張さんの健康状態に鑑みた一時出所を求めている。
張さんはかつて幸せな家庭を持っていた。夫の劉福璽さんは市教育体育局、市紀律委員会の元秘書で、ポストはもとのままで無給になったため休職し、商売を始めた。1996年、夫婦2人は法輪功を学び始めた。劉さんのひどい偏頭痛、胃病、タバコとお酒に対する依存症は全てなくなった。迫害される前、劉さんの会社の純利益は毎年少なくとも十数万元があり、豊かな暮らしをしていた。
しかし、1999年7月、江沢民グループによる法輪功への弾圧が始まってから、張さん一家は残酷な迫害を受けた。迫害から逃れるため、2人は5年ほど放浪生活を余儀なくされた。
2016年8月27日、張さんとほかの学習者1人は、法輪功は無実であると書かれた紙を貼り付けたとして身柄を拘束された。2人は「監視居住」となり一時家に帰された。28日の夜中1時ごろ、警官は張さん宅に侵入し、家財を押収した。寝たきり生活の劉さんはショックを受け、健康状態が悪化し、わずか20日足らずで他界した。享年59歳。張さんは劉さんの葬式を済ませてから、再び放浪生活の日々を余儀なくされた。
2021年12月16日、膠州中雲派出所の陳志傑ら警官4人は管理人と自称し、張さんの娘宅に侵入し、張さんの身柄を拘束した。張さんの母はショックのあまり、翌日に亡くなった。
張さんは中雲派出所で数日拘束されてから、青島市の城陽に移送され、その後、市即墨普東第三留置場で拘禁されている。
今年8月23日午前、張さんは黄島区裁判所に懲役8年の不当な判決を宣告された。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)