【明慧日本2022年10月4日】河北省廊坊市の法輪功学習者・劉乃芬さん(81歳女性) は、法輪功を学んでいることにより2020年8月、安次区裁判所に不当判決を言い渡された。懲役1年6カ月の刑期がすでに満了したにもかかわらず、今年3月、当局に再び刑務所に拘禁された。家族との面会も拒否されている。
法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。劉さんは以前、腰痛や足の痛みなど多種の病気を患い、1年中たくさんの薬を飲んでいた。1999年、法輪功を学んでから病気が完治し、20年来、薬を飲む必要がなくなり、かんしゃくも起こさなくなりよくなった。
劉さんの息子の嫁である張向栄さんは、劉さんの変化を見て、法輪功を学ぶようになった。張さんは胃腸からの出血と目まいなどの病気が完治した上に、怒りっぽい性格も穏やかになり、いつも他人のことを優先に考えるようになった。
2017年7月7日、劉さんと張さん、そして張さんの母親とともに法輪功迫害の事実に関する資料を配布したとして連行された。法輪功を実践していなかった張さんの母親が保釈されると、警官らは頻繁に張さんの母親を苦しめた。警官は「今張さんは冷凍された」と張さんの母親を脅かした。張さんの母親は恐怖のあまり病気になり、3カ月後に亡くなった。
一方、劉さんと張さんは地元の拘置所で虐待された。劉さんは拘禁された1カ月の間、食欲がなく、下痢も続いていた。2017年8月10日に保釈された。劉さんが釈放された後、警察は自宅で劉さんに嫌がらせをした。張さんは拘禁された者に監視させ、腐った饅頭を食べて下痢をし続け、身体がだんだん衰弱したため、張さんは2017年9月2日、保釈された。帰宅後、警官らは張さんに嫌がらせを続けた。
劉さんと張さんは2020年1月20日、ともに安次区裁判所で裁判を受けた。裁判長は2020年8月21日、張さんに懲役2年、劉さんに懲役1年6カ月の不当判決を言い渡した。また、それぞれ1000元の罰金が科せられた。劉さんは、高齢と健康状態のため、刑期を自宅で執行することが許された。
2021年11月初旬、龍河派出所の警官らは劉さんを連行し、PCR検査と身体検査に連れて行き、一晩派出所に拘留した。次の日、劉さんは身体検査の基準に満たしていなかったため、警察は劉さんを釈放した。
11月16日、龍河派出所の警官らが劉さんの家に押し入り、劉さんを再び連行しようと思った、劉さんは不当連行を拒否すると、警官はさらに3人の警官を呼んできた。その後、劉さんは廊坊市拘置所に拘禁された。
今年3月、劉さんの家族が拘置所に預金を預けに行ったところ、劉さんはもういないと言われた。 家族は龍河派出所の警官を劉さんの居場所を尋ねたが、警官は劉さんの所在を明らかにすることを拒否し、家族に自分で劉さんを探すように言った。懸命な努力の末、家族は劉さんが河北省女子刑務所に連行されたことを知った。彼らは劉さんを面会することを要求したが、拒否された。
今年3月、劉さんは当局に河北省女子刑務所に連行された際、すでに1年6カ月の刑期は満了していた。