【明慧日本2022年10月4日】広東省広州市の4人の法輪功学習者・曾興陽さん(49歳男性)、曾さんの妻の鄧芳さん(45歳)、曾さんの妹の曾躍玲さん(43歳)、鄧芳さんの姉の鄧瑜さんは2014年4月9日、天河区公安分局の国内安全保衛部門の警官らに不当に連行され、天河区拘置所に拘禁された。
今年8月9日、曾さんは、海珠区裁判所に懲役5年の不当判決と1万元の罰金を言い渡された。鄧さんは懲役3年6カ月の判決と6000元の罰金を科された。曽躍玲さんは懲役3年、罰金6000元を言い渡された。鄧瑜さんは釈放された。
曾興陽さん |
鄧芳さん |
曾躍玲さん |
曾さんは大卒の会社員。妻の鄧芳さんは大卒で、教育関係の仕事に勤めている。下の息子はまだ5歳で、上の息子は今年大学に進学。昨年4月に夫婦が連行されたとき、長男はまだ高校生で、大学入試の準備をしていた。曾さんの長男は両親の不当連行によるストレスを克服し、試験で良い成績を収め、志望校に入学することができた。
曾さんの子供たちは、両親が連行されて以来、70代の祖父母に面倒を見てもらっていた。曾さんの両親は年金を受け取れず、自分自身と孫を養うのに非常に苦労している。入学が近づき、孫の大学の授業料を工面するのに苦労している。
一方、曾躍玲さんは数年前、息子がまだ9歳だったときに夫を亡くした。息子の世話をするだけでなく、曾さんの夫の両親も収入がなく、悲惨な状況に直面している。
昨年4月9日の朝、天河区公安分局と石牌派出所の警官らは4人の学習者を連行し、家と店舗を家宅捜索した。警察は曽さんの自宅を家宅捜索している間、曾さんの幼い息子と70代の父親が自宅に入ることを阻止した。 曾さんの母親が心臓病を治療するため、夫婦で遠方から曾さんの家にやってきた。石牌派出所の警官らは頻繁に曽さんの両親に嫌がらせをした。警官は年配の夫婦に、尋問に協力しなければ2人も連行すると脅した。曾さんの母親はストレスにより病状が悪化し、その間に数回入院した。
家族は後に、曾さんが法輪功迫害の事実に関する情報を掲載したカレンダーを作成したとして、警察が曾さんを連行したことを知っていた。彼らは連行する前に曾さんを1年間尾行した。曾さんから押収したカレンダースタンドやDVDなどを起訴証拠とした。
天河区検察庁は昨年5月17日、曾興陽さん、鄧芳さん、曾躍玲さんの逮捕を許可した。鄧瑜さんは釈放された。彼らの案件は8月2日に海珠区検察庁に移送され、8月下旬に起訴された。
海珠区裁判所は昨年10月21日にオンライン裁判を行った。弁護士は彼らの無罪の嘆願書を提出し、3人の法輪功学習者は法輪功の実践において法律に違反していないと主張した。しかし、裁判官は今年8月9日に不当判決を下した。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)