陝西省の王華さんに不当な裁判
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 【明慧日本2022年10月6日】陝西省西安市の法輪功学習者・王華さん(49歳女性)は、2022年8月12日、西安市蓮湖区裁判所で開廷された。法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来中国共産党によって迫害されている。

 王さんは、2021年7月5日、法輪功迫害の事実について人に話したとして、当局に連行され、家を家宅捜索された。王さんは現在、西安市三爻拘置所に拘禁されている。

 2022年8月12日午前10時、審理の冒頭、弁護士は裁判官・権波蓉に王さんの手錠と足枷を外すよう要求したが、裁判官はパンデミックの最中にそうするのは都合が悪いと主張して却下した。その後、弁護士は書記官に、裁判手続における裁判官の発言を記録するように依頼したが、裁判官からも拒否された。

 弁護士はその後、法律で義務付けられているように、審理の3日前に通知されているかどうかを王さんに尋ねた。王さんは、裁判に関する情報は一切知らされていないと言った。

 弁護士はまた、なぜ王さんが法輪功を学んだのか、そして王さんが法輪功を学んでから、心身ともにどのような変化があるかについても尋ねた。弁護士が質問する途中、裁判官は弁護士の話を遮った。弁護士はまた、裁判官が自分の話を中断することを記録するよう書記官に求めたが、検察官はこれを聞いても聞かないふりをして法的義務を果たさなかった。

 弁護士は検察官・陳博に、実際の物証を示さずに証拠の写真だけを提示した理由を尋ねた。検察官は、物証はまだ警察署で預かっていると答えた。

 弁護士は、「警察暑が実際の証拠を検察官に提出しなかった場合、どのようにして物証とその数量を確認できるでしょうか? 単に数枚の写真に基づいて王さんを起訴したのでしょうか?」と質問した。

 審理の後、弁護士は王さんと会って特定の書類に署名するように伝えたが、裁判官によって再び遮られた。弁護士は現在、王さんの訴訟を処理する際の法的手続きに違反したとして、裁判官と検察官に対して申立を提出する準備をしている。

 王さんは化学会社の研究開発部門の技術者だった。王さんは1997年6月に法輪功を学び始めた。王さんは法輪功への信念を堅持するため、何度も当局に不当判決、拘禁、労働教養などを言い渡された。王さんはまた、洗脳班に繰り返し収容され、職場から解雇され、年金の支給も停止された。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/9/3/448457.html)
 
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