湖北省の羅立騰さんに2度目の不当判決
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 【明慧日本2022年10月8日】湖北省麻城市の法輪功学習者・羅立騰さんは9月中旬、同市裁判所に懲役4年の不当判決を宣告された。羅さんの母親・呉燕文さんは電話で羅さんの判決結果を知らされた。羅さんは2008年、法輪功を学んでいるとして当局の裁判所に懲役10年の重刑を下され、沙洋範家台刑務所に拘禁されていた。

 羅さんは麻城市中驛鎮方河村に在住。昨年5月10日、出稼ぎ先から休暇で帰宅していた羅さんは、地元の学習者たち十数人と自宅で、線香を立て、ケーキを供え、心身ともに健康になる気功「法輪功」の創始者の誕生日を祝った。羅さんはその感動的な場面を携帯電話で撮った。しかし、出稼ぎ先の都市に行く途中、麻城駅の北駅で検査された羅さんはその写真や動画を見つけられ、麻城鉄路派出所の警官に連行された。麻城留置場に1年以上拘禁された羅さんは一度も家族との面会が許可されなかった。

 羅さんと両親はともに法輪功を学んでいる。父親の羅開軍さんは重いリウマチや心臓病を患い、全身が腫れ上がり、食べることも仕事もできず、いろいろなところで治療しても効果が現れなかった。1995年9月、父親は法輪功を1カ月学んで病気を完治した。この奇跡的な出来事を目の当たりにした母親も羅さんも法輪功を学び始めた。

 1999年7.20、中国共産党当局が法輪功迫害を開始した。羅さん一家は嫌がらせをされ、迫害を加えられた。2000年12月3日、羅さん一家3人は北京へ行き、法輪功迫害を停止するようにと求めたが、迫害された。父親は地元の派出所の警官に数カ月にわたってひどい拷問を加えられた末、ひどく負傷してしまい、世話する人もいなかったため死亡した。母親は労働教養処分2年を科され、湖北沙洋刑務所に送り込まれた。

 2007年6月、羅さんは公安局の警官に連行され、麻城市留置場に1年間拘禁された。その間、2回も湖北省洗脳班に移送された。警官はさまざまな手段を使って、羅さんを「転向」させようとしたが、羅さんは供述をせず、屈しなかった。

 2008年6月、羅さんは懲役10年の重刑を受け、沙洋範家台刑務所に送られた。四監区から三監区に移された後、羅さんは殴打され、タバコの火で火傷を負わされ、奴隷労働、暴力を加えられながら「転向」を強いられるなどの虐待を受けたという。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/9/28/450170.html)
 
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