広東省恩平市の胡源歓さん 迫害され死亡
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 【明慧日本2022年10月15日】広東省恩平市の法輪功学習者・胡源歓さんは少なくとも6回にわたって不当に連行され、拷問を受けたことがあり、何度も命の危険に晒された。さらに、現地の610弁公室と派出所及び住宅区弁公室の人員らが嫌がらせを絶えず行い、今年6月に死亡した。享年51歳。胡さんが亡くなる数日前、派出所の人員らは嫌がらせに行き、「ドアを開けないと、機動隊を呼んできてドアをこじ開けるぞ!」と胡さんを脅かした。

 胡さんは1997年に法輪功を修煉してから、真・善・忍にしたがって自己を厳しく律し、他人を助けることが好きで、真面目に仕事をし、学生と保護者たちから好評で優秀な教師であった。

 1999年7月に中国共産党が法輪功への迫害を開始して以来、20年にわたり、胡さんは当局に何度も迫害された。学校を除籍され、何度も拘禁され、2回に労働教養を強いられ、2回にドアをこじ開けられ、さらに、数えられないほどの嫌がらせを受けた。

 2001年3月、胡さんは連行されて恩平留置場に入れられた。そこで、胡さんは日に晒され、無理やり灌食された。留置場の副所長は「死ぬまで痛めつけろ!」と受刑者らに指示した。また、所長は「生きたまま火葬場に送るぞ! その前に病院に送って臓器を取るぞ!」と脅かした。ある日、胡さんは人事不省になった。刑務官と受刑者らは胡さんを床に投げ落とし、「死んだふりをするな!」と言いながら去っていった。その後、教養所側が胡さんを教養所所属の病院に運び、死人ベッドに縛り付け、点滴を打ち、その後また灌食をした。2カ月後、胡さんは帰宅した。

酷刑演示:野蛮灌食

拷問の実演:暴力的な灌食

 2007年3月初め、隣りの泰山市の陳建華という警官は胡さんの家に行き、屋根の上に上がって、長い竹竿で室内から鍵を開けた後、家に押し入り、家宅捜索を行い、胡さんを連行した。 胡さんは迫害に抗議するため断食したが、「虎の椅子」の拷問器具に乗せられ、足かせをかけられた。その後、三水労働教養所に入れられた。教養所の病院では240日以上、両手と両足をベッドに縛り付けられた。また、点滴と強制灌食を受け、受刑者(麻薬常用者)らに常に虐待を受け、罵られたり、当局の嘘で説教されたりして身体に深刻なダメージを負った。命の危険に晒された際、胡さんは解放された。

 家族を養うため、胡さんは他の都市へ出稼ぎに行った。2019年12月、恩平市610弁公室の警察らは胡さんの出稼ぎの都市に行き、ドアを壊して強制的に胡さんを連行し、殴打した。胡さんは恩平市に連行された後、裁判待ちの手続きを強要され、その後、一時保釈された。

 迫害による肉体的、精神的な影響が大きかったため、胡さんは体力が低下し、仕事をすることができなくなり、毎日家に滞在しなければならなかった。家の外には監視カメラが設置され、監視下におかれていた。胡さんの兄は、昼夜を問わず胡さんの住宅を巡回し、常時状況を報告するように610弁公室の警官に強要された。元々拷問を受けて身体の状況が悪化しており、さらに血圧も上がり、これらの壮絶な迫害に耐え切れず、胡さんは今年6月にこの世を去った。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/10/4/450393.html)
 
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