元刑務官 黒竜江省の呼蘭刑務所で迫害され危篤
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 【明慧日本2022年10月18日】黒竜江省牡丹江市の法輪功学習者・戴啓鴻さんは2019年、警官によって連行され、懲役5年の判決を受けた。先日、戴さんは呼蘭刑務所で殴打されて胆のうが破裂し、危篤状態になった。

 戴さんは牡丹江刑務所の元刑務官。正直で謙遜で人助けが好きな戴さんは同僚と上司に評価された。しかし、法輪功を学ぶことを堅持し、人々に法輪功の素晴らしさを伝え続けたとして、戴さんは、判決を受けて刑務所に拘禁され、仕事も失った。そのため、妻と離婚してしまった。

 2008年3月20日、法輪功について書かれたチラシを配る際、戴さんは牡丹江市610弁公室、公安局の警官に連行された。その後、懲役5年の判決を下され、刑務所に収容された。刑務所で戴さんは殴打、独房の拘禁、野蛮な灌食、吊るし上げ、小さい椅子に座らせる、睡眠の剥奪、電気ショックなどの拷問を受けた。全身を負傷した戴さんは、極度に痩せた。電気ショックにより、顔と口の傷が爛れ、ひどく変形してしまった。

酷刑演示:多根电棍电击

拷問の再現:数本のスタンガンで一斉に電気ショックを与える

 刑務所から出所した後、戴さんはさらに、数回連行された。迫害を免れるため、戴さんは余儀なく放浪生活を強いられた。

 2016年4月19日の夜中、警官は法輪功学習者・高一喜さんを連行した。その10日後、高さんは迫害され死亡した。享年45歳。その後、警官は「高一喜の家に行く人を逮捕するぞ」と言い放った。2016年7月21日、戴さんは高さんの家を訪ねたところ、牡丹江市の警官25人によって連行され、15日間拘束された。

 2017年8月31日、牡丹江市公安局と新華公安分局の警官は戴さんを連行し、戴さんが所持していた現金1万8000元を押収した。拘禁された戴さんは断食して抗議を行った。2018年3月6日夜、「保釈」で戴さんは帰宅した。同年4月9日、新華公安分局の警官は戴さんに「押収した金を返す」と騙し、戴さんを愛民区裁判所を連れて行った。その場で、裁判所の刑事法廷の裁判長は戴さんを拘禁しようとしたが、戴さんは身体検査の結果拘禁する条件を満たさなかったため、留置場に移送された。しかし、留置場も戴さんの入所を断ったため、「保釈」で戴さんは帰宅した。

 2019年6月25日、牡丹江市のいくつかの公安分局の警官は一斉に出動し、法輪功学習者に対する嫌がらせを行った。戴さんの居場所も探した。7月に戴さんが連行され牡丹江市第一留置場に拘禁されていることが分かった。10月、2017年の案件は終結したとして、戴さんは懲役5年の実刑を下されたという。

 刑務所に拘禁された戴さんは迫害を加えられている。

 大慶市林甸県の法輪功学習者で第一中学校の優秀教師・王鳳臣さんは懲役4年の判決を受け、呼蘭刑務所に拘禁された。刑務所の迫害を受けた末、王さんは腫瘍が見つかり、吐血し、呼吸困難に陥った。家族は何度も病気治療のため仮釈放を求めたが、解放されず、王さんは2020年8月9日に冤罪が晴らせないまま死亡した。2020年以降、コロナの理由で呼蘭刑務所は法輪功学習者を厳しく管理し、小さい椅子に座らせる、家族との面会の禁止、「転向」の強化などの迫害を行っている。「転向」しなかった学習者を独房に監禁したりしている。

酷刑演示:罚坐小凳子

拷問の再現:小さい椅子に座らされる

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/10/4/450394.html)
 
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