中国共産党「20回大会」口実に、中国各地の法輪功学習者らに嫌がらせ
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 【明慧日本2022年10月21日】(中国=明慧記者)この2カ月間、中国各地の政法委(治安・司法などを統括する機関)、公安局、国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)、派出所、コミュニティなどの関係者が中国共産党(以下、中共)の「20回大会」を口実に、法輪功学習者(以下、学習者)に嫌がらせをし、写真、映像、指紋などの個人情報を収集し、罪のない学習者をさらに監視しようとし、同時に脅迫して学習者に法輪功を放棄させようとしている。

 中共は一貫して善良な人々を恐れ、権力を失うことを恐れて違法違憲に迫害していることに直面し、学習者は常に真・善・忍に基づいて行動し、良知と大きな善の心、忍耐する心を持って、中共各部門の人員の嫌がらせに平然と立ち向かってきた。一部の学習者は家族と共に抵抗し、ドアを開けなかった。一部の学習者は善意を持って彼らに法輪功の素晴らしさをはっきりと伝えた。良心のある警官は「仕方がなく、自分も嫌がらせをしたくないのだ」と言った。

 河北省滄州市滄県の学習者・張秀華さん「まともに返答もせず、録画するだけなら拒否します!」

 学習者の張秀華さんは、河北省滄州市滄県大官庁郷に住んでいる。9月23日午前11時頃、大官庁郷派出所の警官2人が張さんの家に来た。その時、娘と庭の片付けをしている張さんは「何のご用ですか?」と聞いた。一人が「張秀華か? 見に来ただけだ」と答えた。もう一人の警官がビデオカメラを持って、ひたすら録画をしていた。

 張さんは「きちんと話して下さい、あなた達は何をしに来たのですか?」と言い、そばにいた張さんの娘も録画をやめるようにと注意した。彼らは「これは仕事で、法の執行だ。おまえ達も録画してみろ、それとも私たちを訴えるか」と言った。

 張さんは「これは法執行官が言っている話ですか? 職員証や身分証を見せて下さいと言っても出さず、今は強盗や泥棒がこんなに多いのに、あなた達が誰なのか誰も知らないでしょう?」と言うと、彼らは「おまえ達は食糧補助金をもらって、まだ中国の国民なのか?」と怒った。

 張さんは「食糧補助金は、私たち農民がもらうべきものです」と言うと、「俺たちの仕事に協力しろ」と言い返された。張さんは「なぜ協力しなければならないのですか?  まともに返答もせず、録画するだけなら拒否します! これは私の自由です」と言った。

 彼らは怒った表情で「どうせ、上のリストにおまえの名前が書いてあるんだぞ」と言いながら帰った。

 河北省滄州市滄県の学習者・孟祥紅さん「修煉するかしないかは私の自由」

 先日、大官庁郷派出所の警官3人が学習者・孟祥紅さんの職場に行き、一人は「ここにおまえの記録が残っている。まだ法輪功を修煉しているかどうかを確認して、もしやめているなら、その記録は消せる」と言った。

 孟さんは「消して下さい。修煉するかしないかは私の自由だし、私の頭の考えまで干渉するのですか? 記録を消すと言っていますが、あなた達は約束を守ったことがありません。数年前、あなた達は私と学習者でない夫を洗脳班に連行し、幼い子供を家に残して面倒を見てくれる人は誰もいなかったのです。夫を家に帰らせるように求めても、帰らせてもらえませんでした」と言った。

 警官は「別の場所で話をしよう」と言った。孟さんは「ここで話をします。私は何も悪いことをしていないのに、恐れていません」と言った。

 そのまま警官らは去っていった。その際、彼らは孟さんをビデオ撮影し、写真を撮っていた。

 滄州市旧州鎮の学習者は嫌がらせを制止、警官は中共を罵る

 滄州市滄県旧州鎮派出所の警官らが、厖河村の学習者・王鳳傑さん、徐立森さん、厖新然さん、徐凱さんの家族に対して嫌がらせを働き、学習者を見かけるたびに写真を撮ろうとしたため、学習者は制止した。警官も「仕方がなく、上から指示があるから、来たことを証明するために写真を撮るのだ」と言ったという。

 学習者は親切に彼らを部屋へ入らせてお茶を出した。法輪功の素晴らしさを理解した警官は中共を罵り、中共に対して極度に嫌悪する気持ちを表した。

 山東省聊城市茌平区の学習者、署名を拒否

 8月12日、山東省聊城市茌平区公安局国保および振興派出所の警官らが12人の学習者を不当に連行した。連行された学習者のうち、7人は2日後に帰宅し、5人は20日間拘束された後に帰宅したが、「居住監視」となっている。

 10月7日、茌平区公安局国保の隊長・王長松とエン明は再び5人の学習者に電話をかけ、派出所まで呼び出した。学習者たちは正々堂々と派出所に出向いて、彼らに真実を伝え、質問には一切答えず署名も拒否した。最後に、5人の学習者は全員無事に帰宅した。

 遼寧省営口市の学習者 「写真を撮って国際社会のネットに送る」

 最近、遼寧省営口市の一部の学習者は「20回大会」開催前に、街道派出所の警官による嫌がらせを受けた。地域のコミュニティの関係者、および地区国保の警官も嫌がらせに加担した。

 警官は手にカメラを持って部屋に入り、中には首にカメラをかけて、学習者の写真を撮ろうとする人もいた。学習者はすぐに自分のカメラで彼らを撮影し、「あなた達は上の命令に従って写真を撮っていますが、私は国際社会のネットに送るためにあなた達の写真を撮り、悪人リストに載せます」と告げた。それを聞いた警官は、すぐに写真を撮るのをやめた。

 河北省塩山県の学習者は嫌がらせをする人員に、法輪功の素晴らしさを伝える

 河北省塩山県の国保と各派出所の警官および村の幹部らは「20回大会」開催を口実に、7月20日から学習者に対して嫌がらせを働いた。不完全な統計によると、嫌がらせが少なくとも40回あったという。

 学習者に電話をかけて「まだ法輪功を学んでいるのか」と聞く人や、家族に電話をかけて学習者の電話番号と写真を要求する人もいれば、直接学習者を見つけて写真を撮ったり、学習者の家に無断で侵入して写真を撮って回ったり、学習者の子供や孫の進学などを条件として脅迫し、学習者に法輪功を放棄させるサインを強要した人もいる。

 ほとんどの学習者と家族は彼らの理不尽な要求には応じず、法輪功の素晴らしさを伝えた。

 山西省汾西県の学習者「写真撮影は肖像権を侵害すること、なぜ協力しなければならないのか?」

 山西省汾西県公安局、派出所、コミュニティ、居民委員会の関係者らは「20回大会」を口実にして、十数人の学習者に対して嫌がらせをした。9月28日午後4時ごろ、府南居民委員会の役員と永安鎮派出所の警官は、学習者・李元蘭さんに家に行った。しかし、留守だったため隣の学習者の家に行き、学習者に「写真撮影の協力をして欲しい」と要求した。学習者は「写真を撮ることは肖像権を侵害することであり、なぜ協力しなければならないのですか?」と問い詰めた。すると、彼らは帰って行った。

 遼寧省大石橋市の学習者「私たちの生活を妨害している!」

 10月以来、「20回大会」の開催を理由にして、大石橋市の多くの学習者が警官や地域の関係者による嫌がらせを受けた。警官が地域の関係者を連れて学習者の家に行った時、学習者は「あなたたちは私たちの生活を妨害しています!」と言った。そのとき、彼らは玄関先で学習者の写真を撮って帰った。

 情報筋によると、「20回大会」開催の際、上からの命令で、学習者全員の在宅写真をアップロードするよう命じられたという。

 黒龍江省ハルビン市南岡区の林学軍さん「学習者はみな良い人で、最も安定している人たち」

 10月7日、ハルピン南岡区の警官は、「20回大会」が近づいており、「安定を保つべき」という口実で学習者・林学軍さんに電話をかけた。林さんは「20回大会は、修煉する人とは関係ありません。学習者はみな良い人で、最も安定した人たちであり、社会がそのような人たちばかりなら、治安がより良くなるでしょう」と言った。

 結び

 法輪大法の学習者は、真・善・忍の原則に基づき良い人になることを目指し、家庭、職場、社会の至るところでも、他人のことを優先に考える善良な人たちである。「偽、悪、闘」を崇拝する中共は、善良な人たちを恐れ、学習者に対する迫害を現在に至るまで23年間も続けている。

 中共は権力の危機に直面し、一日中「安定を維持する」と叫びながら、善良な学習者や各界の人々に対して嫌がらせや迫害を加えている。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/10/15/450789.html)
 
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