【明慧日本2022年10月25日】河南省鄭州滎陽市の法輪功学習者・張小栄さん（女性）は2021年12月31日、市公安局国内安全保衛部門（法輪功迫害の実行機関。以下、国保）および京城派出所の警官らに身柄を拘束され、鄭州第三留置場で拘禁されている。最近の情報によると、張さんは懲役3年の不当な判決を宣告されたという。法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが1999年以来中国共産党（以下、中共）によって迫害されている。
張さんと夫の李秦軍さんは1997年から法輪功を学び始め、「真・善・忍」の教えに従い、心身とも恩恵を受けた。しかし、1999年以降、2人は何度も身柄を拘束され、拘禁された。張さんは労働教養を科された期間、精神異常になってしまい、李さんは2回、合計8年の実刑判決を宣告されたことがある。
一、上京して陳情、不当に拘禁
2000年5月、張さんは上京して法輪功の無実を陳情したことを理由に身柄を拘束され、滎陽市留置場に連行された。李さんと5歳の息子・李隆坤さんも政治安全保衛課（現在の国内安全保衛部門）の警官に身柄を拘束され、市の招待所で殴られた。翌日2人は解放された。
同年7月5日、市留置場で1カ月以上拘禁された張さんは市外貿ビルに連れて行かれ拘禁された。李さんも同じ日に同ビルに連行されて夫婦とも8カ月拘禁されていた。その期間、李さんは肋骨を殴られて負傷した。
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中共による拷問（イメージ図：殴打） |
2001年2月16日、張さんと李さんは市共産党学校の洗脳班に連行され、4カ月以上拘禁され、2001年6月15日に家に帰された。
二、鄭州十八里河女子労働教養所で迫害を受け、精神異常に
2003年、張さんは市公安局政治安全保衛課の警官に身柄を拘束され、鄭州十八里河女子労働教養所で迫害を受けた。そこで警官らは電気スタンガンで学習者を電撃したり、受刑者を指図して24時間学習者を監視させ、殴打、縛るなどの拷問を加えた。そのため、張さんは解放された時、すでに精神異常になってしまった。
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中共による拷問（イメージ図：拘束ベルトで縛る） |
三、李秦軍さんは合計8年の不当な判決に
2007年6月11日、滎陽市公安局国保の警官・許永春は李さんを騙して国保に呼び出し、身柄を拘束した。李さんは懲役3年6カ月の不当な判決を宣告されて収監された。2010年12月10日、李さんは刑期満了で解放された。
2017年5月12日、市公安局国保及び城関派出所の警官らは李さんの身柄を拘束して拷問した。李さんの耳は血が流れるほど殴られた。市裁判所は李さんに懲役4年6カ月の不当な判決を宣告し、鄭州新密刑務所に拘禁した。
四、張さんは1年あまり拘禁された
2018年5月、市公安局国保の隊長の馬継昌をはじめ、警官らは張さんの身柄を拘束し、鄭州第三留置場に送った。身体検査の時、張さんは肺結核と診断され、健康上基準に達しないため入所しなかった。しかし、警官らは関係者に賄賂を渡し、張さんは収監された。
2019年5月13日、市国保及び索河路派出所の警官は張さんの自宅に押し入り、張さんを拘束して、家財を押収した。張さんは鄭州第三留置場で1年6カ月拘禁され、2020年11月12日に解放された。
五、再び懲役3年の不当な判決に
2021年11月12日、李さんは刑期満了で帰宅した。市政法委員会（治安・司法などを統括する機関）に指図された警官、街道の関係者はよく嫌がらせをした。張さん宅の外、階段で昼夜監視する日もあった。
2021年12月31日、張さんは市公安局国保及び京城派出所の警官らに身柄を拘束され、鄭州第三留置場で迫害を受けた。最近の情報によると、張さんは再び懲役3年の判決を宣告されたという。
（注：法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照）
