黒竜江省の張徳香さんは10年の刑務所での迫害を受けた後、連行されて行方不明
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 【明慧日本2022年10月26日】黒竜江省チチハル市の法輪功学習者・張徳香さん(54歳女性)は、かつて懲役10年の不当な判決を宣告されたことがある。2022年7月30日、張さんは東市場派出所の警官に身柄を拘束され、行方不明になってしまった。法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが1999年から中国共産党によって迫害されている。

 張さんは1999年4月25日から法輪功を学び始めた。多種な病気を患っていたが、煉功してわずか3日間で奇跡的に完治した。1999年7月20日以降、張さんは地元派出所の警官に煉功しないという保証書を書くことを強いられた。

 2000年12月18日、張さんは法輪功の真実を伝えるため、上京する途中で、連行されてチチハル市第二留置場で拘禁された。当時、家族は3000元(約6万円)のお金を強要され、さもなければ、張さんは解放できないと言われた。張さんの夫は仕事中で家におらず、家にいた10歳の子供と70代の姑、他の学習者の協力で、張さんは3月30日に解放された。

 2001年12月30日、チチハル市公安局は秘密裏に全市の学習者への連行行動を命じた。当日の朝9時過ぎ、地元派出所の警官は張さん宅を訪ね、法輪功の煉功動作を教えるビデオテープを探し出し、「社会治安を破壊する」罪として、張さんを市第二留置場に連行して、15日間拘束し、17日目に解放した。張さんの姑の話によると、派出所の警官は張さんを連行してから4日目にも、再び家宅捜索をし、子供に法輪功の書籍の場所を教えるようにと騙して聞き出そうとした。

 2003年12月9日の夜明け、地元派出所の張所長と警官2人は張さん宅の塀を乗り越えて庭に入り、家に侵入した。張さんともう1人の学習者は身柄を拘束され、法輪功の関連書籍及び資料などが押収された。張さんは派出所で610弁公室の警官3人に尋問された。

 同月11日、張さんは市第一留置場に送られ、そこで煉功をしたという理由で警官・徐海英に殴られた。2004年7月18日の昼12時、張さんが発正念をしたとして、張さんを含む13人の学習者は新しく赴任してきた所長に手枷と足枷をかけられた。張さんは迫害に協力しないため、警官・胡に足で背中を50回以上強く蹴られ、男性の囚人に引っ張りまわされた。7月20日夜9時、枷は解除された。

 張さんは龍沙裁判所に懲役10年の不当な実刑判決を言い渡され、上訴したが原審維持と宣告された。2004年10月20日、張さんは黒竜江省女子刑務所に送られ、転向させるため、囚人の王鳳英(解放された)、何麗慧(解放された)、張敏(解放された)が法輪功および法輪功の創始者を罵り、汚い言葉で張さんを叱り、20日間も精神的迫害を受けた。4カ月後、刑務所側はやっと張さんに対する転向の迫害を諦めた。

 2013年12月10日、張さんは10年の刑期満了で解放されたが、すぐに洗脳班に移送され、同月の30日に家に戻された。

 2015年11月25日、チチハル市新江路派出所の警官は張さんが法輪功迫害の首魁である江沢民を告訴したとの理由で、張さんと息子の李岩さん宅に不当に侵入した。2人が家にいなかったため、連行されなかったが、親子は迫害から逃れるため、放浪生活を余儀なくされた。

 2022年7月30日、張さんは市玉坤コミュニティで法輪功の無実を伝えたとして、東市場派出所の警官に連行され、行方不明になった。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/10/24/451091.html)
 
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