新年カレンダーを元同僚に贈った高齢者 不当起訴される
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 【明慧日本2022年10月28日】雲南省昆明市の法輪功学習者・黎燕雲さん(81歳女性)は主任看護師だった。1年前、黎さんは元同僚に新年の卓上カレンダーを贈ったとして、地元の警官に連行され、昆明市西山区検察庁により不当に起訴された。

 昨年9月27日、黎さんは元同僚に会って、法輪功迫害の実態を伝え、法輪功の文言が書かれた2022年の卓上カレンダーを贈った。しかし、国家安全局に勤めている、元同僚の息子がそのことを知って黎さんを通報した。9月28日、昆明市西山区の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)、東陸派出所などの警官は黎さんの自宅に押し入り、家宅捜索をした。警官らは法輪功創始者の写真4枚、『轉法輪』5冊、法輪功関連書籍約100冊を押収し、黎さんを東陸派出所に連行し、尋問した。

 翌日、警官は黎さんを病院に連れて行き、CT、B超音波、血液などの検査をさせて、昆明市留置場に送った。しかし留置場側は、高齢で肺気腫や動脈硬化症を患っている黎さんの入所を拒否した。警官は黎さんを派出所に連れ戻し、午後6時過ぎ、黎さんから保証金1000元を巻き上げ、帰宅させた。

 保釈中の黎さんは東陸派出所の警官から絶えず嫌がらせを受けた。今年7月末、派出所の警官は黎さんを派出所に呼び出し、「上からの指示で、おまえの案件を西山区検察庁に送る」と伝えた。「私は罪を犯していません」と言う黎さんに、警官は「仕方がない、上の指示だ」と言った。

 今年8月8日、黎さんは再度、派出所に呼び出された。警官1人が黎さんを尋問をしたが、黎さんは何も答えなかった。そして、警官はある通達文を出して読み上げた。「人民代表大会常務委員会の決定によると、あなたはいくつかの規定に違反した」。それに対して、黎さんは「中国の現在の法律には、法輪功が邪教だという条文はありません。私は罪を犯していません。あなたたちは憲法と法律を犯して、法輪功を迫害しており、罪を犯したのです」と言った。

 警官は取り調べを終えた後、黎さんに署名を求めたが、黎さんはこれを拒否し、「署名すれば、あなたに害を与えることになります。法輪功に対する迫害という罪は償いきれません。あなたは自分だけではなく、家族のことも考えてください」と言った。 警官は「サインしなくてもよい」と言い、「1カ月後に検察庁が召喚するから、必ず行くように」と言った。

 第20回党大会の前、東陸派出所の警官は黎さんを派出所に呼び出し、「検察から召喚されるので、その前にPCR検査するように」と言った。黎さんがPCR検査をしてから派出所に戻ると、男女2人の検察官が待っていた。女性検察官が「まず、質問する。警官はあなたに自白を強要したか」と聞き、「していませんが、家宅捜索のとき、引き出しを無理やりこじ開け、引き出しを壊し、私物を押収されました」と黎さんは答えた。

 女性検察官はまた、「あなたは罪を認めるか? 認めるなら、処分を軽くするが、認めなければ、重い刑になる」と言った。黎さんは、「法輪功を学ぶことは、法律に違反していません。それでどんな罪を認めるというのですか? 81歳の私は法輪功を学んで多種の病気が治り、20年以上も薬を飲む必要もなく、注射もいらず、とても元気です。子供たちに迷惑をかけていないし、自立生活ができて、国家にも社会にも家庭にも良いことでしょう。元同僚にカレンダーを贈ったのは、真・善・忍に従えば、良い人になれるし、大災難がやってきたとき、無事にいられるようにと思ったからです。間違っていますか? これが罪になりますか」と黎さんは言った。

 女性検察官は黎さんに供述書へのサインを要求したが、黎さんは「罪を犯していないので、サインはしません」と言って拒否した。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/10/23/451053.html)
 
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