母が連行され 自立生活ができない娘は母の帰りを待ち望む
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 【明慧日本2022年11月1日】広西省北海市合浦県の法輪功学習者・曾家蘭さんは今年10月15日午前、自宅で豊門嶺派出所の警官に連行されたが、どこに拘禁されているか不明な状態である。家に残された自立生活ができない曾さんの娘は毎日泣きながら家の前で、母の帰りを待ち望んでいる。法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが1999年以来中国共産党によって迫害されている。

 曾さんは学生のとき、地区での陸上競技で優勝したことがある。心身ともに健康になる気功「法輪功」を学んで、曾さんは、五十肩、頚椎症などの病気が完治した。曾さんの娘は癲癇を患い、自立生活ができない状態である。

中共酷刑示意图:殴打

拷問のイメージ図:殴打

 曾さんは法輪功を学び続けたとして、1999年7.20以降、中国共産党当局にざまざまな迫害を加えられた。

 2000年12月、防城港市企沙鎮で法輪功が迫害されている実態が載っている資料を配った際、曾さんは警官に連行され殴打された。2001年1月、曾さんは地元合浦県公安局に移送され、拷問されながら、尋問を受けた。警官はマグカップの蓋の突起部分を曾さんの体に当てて、強く押し込んだり、靴で踏んだりしたうえ、棒で全身の関節を叩く等、30時間にも及んだ。苦しめられた曾さんは2度も意識不明になった。2年間拘禁された後、曾さんは懲役9年の判決を宣告され、広西省女子刑務所に送られた。

 2012年2月29日、曾さんは人に法輪功迫害の実態を伝えた際、合浦清江派出所の警官に連行された。法輪功学習者・裴昌芹さんも同時に連行された。2013年2月、2人は不当な裁判を受け、曾さんは懲役3年6カ月、裴さんは懲役3年の実刑判決を受け、広西省女子刑務所に収容された。

 曾さんは出所した日の2015年8月31日昼、合浦県政法委の警官に刑務所から直接広西省百色洗脳班に入れられた。同年11月、曾さんは百色洗脳班から欽州洗脳班に移され、さらに3カ月間拘禁された。その後、帰宅しても、監視や嫌がらせを受けていた。

 2017年3月2日昼、豊門嶺派出所の警官は曾さんに電話し、曾さんの弟の同級生だと名乗って、外で話したいと言ったが、曾さんは「あなたのことは知りません。電話で話しましょう」と返事をした。それからその人は警官だと認めた。そして、曾さんはその警官に法輪功学習者への迫害に加担しないようにと伝えた。しかし、午後5時半、その警官はまた、電話をかけてきて、曾さんを脅迫した。

 同年10月9日午後4時、廉州鎮平田コミュニティの職員3人は曾さんの家に行き、嫌がらせをした。翌日、豊門嶺派出所の警官も、電話で曾さんに嫌がらせをしたという。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/10/23/451061.html)
 
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