2022神韻の宣伝に参加した修煉体験(二)
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 【明慧日本2022年11月9日】(前文より続く)

 三、他人のために考え、善念を修める

 ある大学の職員は何人か連れて神韻を見に行きたいと言い、以前中国本土で似たような公演を見たことがあると言いました。彼女の話を聞いて私は神韻の使命と素晴らしい価値観について説明する必要があると考えました。神韻は現在5大陸で巡回公演を行っていますが唯一中国本土では上演できない理由や、神韻が中国5千年の文明を蘇らせていることを知っている中国の役員たちは、神韻を見るために飛行機で台湾やほかの地区に飛んで行っていることなどについて話しました。何度もメールや電話でやりとりし、彼女は20枚のチケットを購入しました。

 私は、「あなたは単に人を公演に連れて行くだけでなく、彼らに一生忘れられない素晴らしい体験をさせているのです。あなたが何をしてくれたか、彼らが知ったら本当にあなたに感謝するでしょう。あなたは地域のために素晴らしいことをしていますよ」と言いました。 彼女は励まされたようで、やがて20枚のチケットを追加購入しました。私は発正念をし始め、最初の頃にはいかにしてチケットを売るかに重点を置きましたが、彼女が40枚のチケットを買うようになったのは、もしかしたら歴史の中で決められていたのかもしれないと思いました。彼女は大法が伝えられ始め、神韻が人々を救うために来た時、自分と縁のある衆生を連れて神韻を見に行き、師父に救ってもらうという、誓いを立てていたかもしれないと気づかされました。

 そのことに気づいてから、私は発正念をする時、チケットをどう売るかということではなく、彼女が歴史の中で立てた誓いを果たすための手助けをしたいということを一心に思いました。他人のために考える善念が修められたためなのか、彼女はやがて40枚から45枚、47枚、49枚、51枚、そして初演当日に2枚増えて、合計53枚のチケットを購入したのです。彼女は、「私にチケットの購入を頼む人がたくさん増えてきて、最後の一刻にみんなが目覚めているように感じました」と、私にSMSメッセージを送ってくれました。

 四、自然に任せて法を正す天象に従う

 私が理解するには、「自然に任せる」[1]というのは、個人の損得を放下するだけではなく、人を救うことや、法を実証するにあたって、社会生活で形成された観念や経験を捨てることができて、もっと綺麗な心の状態を保つことを意味しているのだと思います。 また「自然に任せる」というのは、何もしないことではなく、人心に左右されずに最善を尽くすが求めないこと、個人の修煉において真・善・忍の原則に従うことを意味するのだと思います。それはまるで煉功の「気機に導かれるがままに動き」[1]と同じように、法を正す天象下で植えられた機構に従って動くということです。

 神韻のトロント公演の当日、劇場の入り口でニューブランズウィック州から電話がかかってきました。ニューブランズウィック州はトロントから車で13時間半、飛行機で2時間以上かかるところで、そこには知り合いはいません。 私はおそらく何らかの販売電話だと思い、拒否しようと思いましたが、観念に左右されず、自然に任せようと思い、電話がかかってきたのを既に目にしたので、出てみることにしました。電話に出てみると、当州のある体操クラブのメンバーのご両親からの電話で、お子さんが木曜日と金曜日にトロントで行われるカナダ東部体操競技大会に出場するのですが、土曜日はどう過ごすか悩んでいるとの内容でした。 私は、「このタイミングは運命の按排かも知れないので、自然に任せて、 土曜の夜に行われる神韻公演を観に行きましょう!」と言い、神韻の価値と美しさを説明しました。説明を聞いて、彼女はとても感動して、11枚のチケットを購入しました。 人間の観念や計画を超えたこの予測不可能な結果は、法を正す天象で師父の秩序ある按排の一部ではないでしょうか。

 この体操クラブのメンバーは当日の体操競技大会で4枚の金メダルと1枚の銀メダルを獲得しました。 優勝した体操選手たちと彼らのコーチは、神韻を見て喜び、その美しさを称賛しました。 彼らは、公演を見た後、体操の動きの多くが実は中国の伝統的な古典舞踊から来ていることに気づき、神韻から多くのことを学び、多くの啓発を受けたと言いました。

 五、協力し合い、発正念と真相を伝える威力を実感する

 神韻のトロント公演が始まる前に、「高架橋に神韻のバナーを設置したい」と市に許可を求めたのですが、なかなか返事は来ませんでした。その理由は、市の担当者がバナーに書かれている「共産主義以前の中国」というタイトルに政治的な意味合いが強いと懸念されていると聞きました。

 師父は、「どこかに一旦問題が現れたら、つまり皆さんが真相を伝える必要のあるところです」 [2]と仰いました。

 私たちはまず、担当スタッフに真相を伝え、理解してもらったところ、「自分はただの事務員であり、決定権はないので、マネージャーに相談してほしい」と言われ、マネージャーにメールをすることにしました。 協調人はメールの内容にとても念を入れ、何度も書き直していて、私はとても感動しました。 もう時間がない、真相を伝えるのを遅らせるわけにはいかないと思い、その日の夜にメールを書き、「これはそのマネージャーにとても大事なことだから、しっかり読んでくれるように」という思いを込めて、メールを送りました。

 翌日、私と協調人が一緒にオンラインで発正念した後、マネージャーに2度も電話しましたが、マネージャーは電話に出ませんでした。 交流で協調人は、「このマネージャーは今決定を下さないといけない立場にあり、彼の本当の一面は真相を知りたがっているはずで、私たちは彼の本当の一面に対し善を勧めるべきだ」と述べました。協調人はこの件に関して、発正念をすることを発正念グループに伝えました。 私は、同修たちは間断なく一つの全体であり、互いに協力し合っていて、多くの同修たちは黙々と純粋な心で発正念をし、師父が人を救うことを手伝っているのだと感心しました。私は内に向かって探し、偶然なことは起きないので、このようなことに遭うのは、自分自身がバナーのタイトルが人に理解されないのではないかという心配が残っていたのではないかと反省しました。そして、再び発正念する時は、そういう心配と観念を取り除くように気を付けました。

 師父は、「真相を伝え衆生を救い済度することに旧勢力はあえて反対できません。肝心なのは、何かをするときの心構えにそれらに付け入る隙を与えないようにすることです」[3]と仰いました。私は、正しい心構えで物事に臨むようにと自分に言い聞かせました。

 午後3時を過ぎ、何かと忙しくしていると、突然、携帯電話の発正念を知らせるチャイムが自動で鳴りました。 私の携帯は手動で発正念のチャイムを鳴らさないと、自動では鳴りません。私は慈愛に満ちた師父が、もう一度、発正念するようにと念を押して下さっているのだと気づきました。私は今やっていることを中断して、座ってすぐ発正念をしました。発正念をし終わった後、再びマネージャーに電話すると、マネージャーはすぐ電話に出ました。私は協調人と三者通話で繋ぎ、マネージャーの質問に答えました。 真相を確実に伝えたおかげて、金色の大きな文字で「共産主義以前の中国」と見出しをつけた神韻2022のバナーが、高速道路の高架橋に掲げられ、各次元において「悪を鎮め、妨害を滅ぼす」力を見せ、人々を救う効果を発揮することができました。 

 私の現段階での個人的な理解ですので、法に則していないことがありましたら、どうかご指摘ください。

 師父、ありがとうございます。そして、同修のみなさん、ありがとうございます!

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『轉法輪
 [2] 李洪志師父の著作:『各地での説法三』「大ニューヨーク地区法会での説法」
 [3] 李洪志師父の著作:『各地での説法二』「二〇〇二年ボストン法会での説法」

 (2022年カナダ法会の交流体験原稿)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/7/22/446596.html)
 
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