遼寧省の苗建国さんに、懲役1年6カ月の不当判決 
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 【明慧日本2022年11月15日】遼寧省錦州市在住の法輪功学習者・苗建国さん(51歳男性)は、法輪功を学んでいることを理由に懲役1年6カ月の不当判決を言い渡された。苗さんは錦州市中級裁判所に上訴している。法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。

 2022年2月21日午後、紫禁派出所の警官3人が苗さんの家のドアをノックした。妻がドアを開け苗さんが家にいないことを警官に伝えた。警官はしばらくいた後、立ち去った。

 午後4時頃、苗さんが自宅に戻ってきた直後に警官らが戻ってきた。友人だと思った苗さんがドアを開けると、警官らが押し入った。彼らは、苗さんの家を家宅捜索し、法輪功の関連資料を押収した。苗さんは助けを呼ぼうとしたが、警官に携帯電話を取り上げられた。

 警官は苗さんの妻に、苗さんを派出所に連れて行って、少し話を聞くだけだと言ったが、苗さんを連行して錦州市拘置所に入れ、そこで苗さんは受刑者に殴られた。警察は妻に苗さんを7日後に釈放すると約束した。しかし、2月27日に苗さんの兄が拘置所に苗さんを迎えに行ったが、当局は苗さんを釈放することを拒否した。

 その後、苗さんは臨海市検察庁に起訴された。臨海市裁判所は最近、苗さんに懲役1年6カ月の判決を下した。その他の詳細については不明である。 苗さんは以前、錦州鉄道局で電気技術者として勤務していた。2001年10月、苗さんは法輪功の信仰を堅持しているとして不当に連行された。当時、妊娠8カ月だった妻は恐怖で胎盤剥離を起こし胎児は死亡した。苗さんの妻は二度と赤ちゃんを抱くことができなくなった。

 今回の苗さんの連行は、紫禁派出所の所長である彦生斌(45歳男)が命じた。彦はかつて凌河公安分局国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)の副隊長で、法輪功学習者・劉万勝さん、李凯さん、孫麗娟さんへの迫害に積極的に加担してきた。

 2022年9月21日、彦は、法輪功学習者・謝成玉さん、李艶玲さん、宋文麗さん(音訳)、姜永金さんの連行を命じた。これらの学習者は自宅を家宅捜索され、現在義県拘置所に拘禁されている。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/10/1/450291.html)
 
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