遼寧省の史顔影さんと、白雪松さんに不当判決
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 【明慧日本2022年11月17日】遼寧省鞍山市の2人法輪功学習者・史顔影さん、白雪松さんが、当局に連行され、1年8カ月不当に拘禁された。2022年9月16日、4回目の審理で、学習者側の3人の弁護士は全力で無罪弁護をした。9月29日、立山裁判所は史さんに懲役3年、白さんに懲役3年6カ月の判決を下した。2人は判決を不服として上訴している。法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。

 史さんは2021年1月19日、老人ホームで勤務中に連行された。史さんの自宅からはパソコンとプリンターが押収された。史さんは岫巖(しゅうがん)拘置所に拘禁された。警官は史さんの家を家宅捜索した後、史さんの家を監視し続け、翌日史さんの家に訪ねてきた白雪松さんと娄艶さんを連行した。

 娄さんはその後釈放されたが、白さんは繁栄派出所で取り調べを受け、殴られた。副所長の呉春松は、白さんを金属の椅子に拘束し、顔を何度も平手打ちした。呉は疲れてくると、別の警官に指図し、指図された警官は白さんを殴り続けた。

酷刑演示:铁椅子

拷問のイメージ図:鉄の椅子

 1月21日、張という警官は白さんをトイレに引きずり込み、白さんの頭を殴打した。その後、白さんは鞍山市第二拘置所に連行された。

 立山地区検察庁はその後、史さんと白さんの連行を許可した。2人は判決を受ける前に、立山地区裁判所に4回出廷した。

 2021年12月27日の初公判で、検察官・張毅は史さんに有罪を認めるように言った。史さんは無罪を主張した。また、史さんは連行時に警官は誰も制服を着ておらず、警察手帳や逮捕状も見せなかったと証言した。ある警官は、もし史さんが法輪功の資料の一部が自分のものであると認めたら、史さんを釈放すると約束した。しかし、史さんはそれを認めなかった。

 史さんの弁護士は、検察官に法廷で証拠品を展示することを要求したが、検察官は、起訴状に含まれている証拠品の写真で十分だと主張した。弁護士が裁判官に法廷での証拠調べの要求を提起したところ、裁判官は同意した。

 しばしの休廷後、検察官が証拠品を提出した。弁護士らは、示された資料の量は起訴状に示された量よりかなり少ないと主張した。また、中国新聞出版局は2011年に法輪功の文献を解禁したため、学習者が文献を持ち、配布することはいかなる法律も犯していないと述べた。裁判官は弁護士に返答せず、その場を閉廷した。

 次の1月7日、8月19日、9月16日の3回の審理で、学習者側の3人の弁護士は、警察が案件文書に学習者の署名と証言を捏造し、また取調べのビデオを編集したことを中心に論述した。

 裁判官は、9月29日、史さんに懲役3年、白さんに懲役3年6カ月の判決を下した。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/10/2/450323.html)
 
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