遼寧省の王金鳳さん、李鳳芝さんに不当判決
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 【明慧日本2022年11月17日】遼寧省瀋陽市在住の2人の法輪功学習者・王金鳳さん(63歳女性)、李鳳芝さん(67歳女性)は法輪功を学んだとして、このほど干洪区(うこうく)裁判所に不当判決を下された。裁判所は王さんに懲役4年、李さんに懲役3年の不当判決と罰金5000元を言い渡した。王さんは上訴した。

 法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。

'王金凤女士'

王金鳳さん

'李凤芝女士'

李鳳芝さん

 王さんと李さんは2月19日、皇姑区黄河派出所、皇姑区国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)の警官らに連行された。3月24日、于洪区検察庁は不当に逮捕を許可した。8月12日、于洪区裁判所は瀋陽市第一拘置所で2人の案件の合同審理をオンラインで行った。裁判官は王さんの家族で弁護士でない弁護人が王さんの弁護をすることを禁止した。

 9月20日、裁判官は王さんに懲役4年、李さんに懲役3年の不当判決と罰金5000元を言い渡した。

 裁判所は王さんの家族にこの判決結果を知らせなかった。9月27日、王さんのために雇った弁護士が王さんを訪ねた時に、初めてそのことを知った。そして、10日間の控訴期限まであと3日しかなかった。裁判官に相談したところ、「王さん本人が書いた控訴状でなければ受け付けできません」と言われた。しかし、拘置所の看守は王さんが訴状を書くことを許さなかった。

 王さんは、1999年に当局に1年間の労働教養を言い渡され、2010年2月10日に康平県裁判所から懲役7年の判決を言い渡された。遼寧省女子刑務所で服役中、法輪功をやめないとして拷問を受け、その結果、脳震盪、重度の心臓病、腰痛を患った。

 李さんは、2010年に皇姑区裁判所から懲役3年の判決を受けたことがあった。李さんは拘禁中の拷問で両目の視力を失い、その後、釈放された。法輪功の修煉を再開した後、視力は回復したが、今回の連行と判決後、失明の症状が再発した。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/10/4/450397.html)
 
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